【資料2-2】厚生労働科学研究の成果のまとめ(令和6年度) (66 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_59644.html |
出典情報 | 厚生科学審議会 科学技術部会(第145回 7/16)《厚生労働省》 |
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分野名
研究事業名
主管部局(課
「疾病・障害対策研究分野」
認知症政策研究事業
老健局総務課
室)
関係部局
老健局認知症施策・地域介護推進課
2.研究事業の予算、課題採択の状況
予算額(単位:千円)
申請件数(件)
採択件数(件)
令和4年度
122,608
17
9
令和5年度
122,608
13
9
令和6年度
122,608
13
9
3.研究事業の目的
本 研 究 事 業 は 、令 和 5 年 6 月 14 日 に 成 立 し た「 共 生 社 会 の 実 現 を 推 進 す る た め
の 認 知 症 基 本 法 」の 理 念 に 沿 っ て 認 知 症 の 人 が 尊 厳 を 保 持 し つ つ 希 望 を 持 っ て 暮
らすことができる共生社会の実現を目的とする。具体的には、全ての認知症の人
が 、自 ら の 意 思 に よ っ て 日 常 生 活・社 会 生 活 を 営 む こ と が で き る こ と 、意 見 表 明・
社会参画の機会の確保により個性・能力を十分発揮できること、本人の意向が十
分尊重され良質・適切な保健医療・福祉サービスが提供されること、本人・家族
等への支援により地域で安心して日常生活を営むことができる環境を整備する
こと、といった視点に基づき、政策課題への具体的な対応方策を検討し、成果を
国民に広く普及させる。
4.研究成果及び政策等への活用状況
(1)概要
①
目的とする成果が十分に得られた事例
「感染症蔓延を考慮した認知症に対する遠隔医療およびケアを可能・促進化す
る研究」(令和4~6年度)では、感染症蔓延下においても、認知症者が安心・
安全に暮らせるように、認知症に対する医療およびケア全般がつつがなく進めら
れ る よ う な 遠 隔 化 の 方 法 を 示 し た 。 「 い わ ゆ る [治 療 可 能 な 認 知 症 」 と 呼 ば れ る
病態を適切に鑑別診断し治療に導くプロセスを検討する研究」(令和4~6年
度)では、治療可能な認知症と呼ばれる状態を適切に診断する鑑別技術、および
そ の 治 療 プ ロ セ ス を 提 案 し 、 「 特 発 性 正 常 圧 水 頭 症 ( iNPH) と 類 似 疾 患 と の 鑑 別
診断、および併存診断と治療、診療連携構築のための実践的手引き書」の執筆・
公開を通して、医療従事者に対して本来治療されるべき疾患への対応プロセスを
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