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【資料2-2】厚生労働科学研究の成果のまとめ(令和6年度) (52 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_59644.html
出典情報 厚生科学審議会 科学技術部会(第145回 7/16)《厚生労働省》
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関 節 炎 型 ・ 多 関 節 炎 型 ) 、 全 身 性 エ リ テ マ ト ー デ ス (SLE)の 遠 隔 医 療 の 確 立 に 向
けた提言」の作成ならびに、講談社「はたらく細胞」を活用し、同漫画と連携し
た「関節リウマチ・若年性特発性関節炎における関節炎の病態と抗リウマチ薬の
作用機序」を作成した。これらは、日本リウマチ学会ホームページにフリーダウ
ンロードが可能な形で掲載されており、全国のリウマチ診療への活用ならびに患
者への認知度向上、普及啓発に資することが期待される。
● 「 ア レ ル ギ ー 患 者 QOL 向 上 の た め の 医 療 従 事 者 の 効 率 的 育 成 に 関 す る 研 究 」
(令和4~6年度)では、専門とする内科医、耳鼻科医、看護師・薬剤師への聞
き取り・監修の下で喘息患者への吸入指導、アレルギー性鼻炎患者への鼻噴霧薬
指導に関する e ラーニング資材を作成した。喘息吸入指導は従来の参加型講習と
比較して学習効果に差がないこと、点鼻指導は未受講者と比較し患者治療効果に
寄与する結果が認められた。アレルギー疾患教育における e ラーニング用の研修
資材は確立したものがないため、今後は公の媒体での教材公開にむけて検討中で
ある。


目 的 と す る 成 果 が 不 十 分 で あ っ た 事 例 /目 的 と す る 成 果 が 得 ら れ な か っ た 事 例

該当なし。
(2)論文数などの業績(令和6年度終了課題について)
原著論文

その他の論文

学会発表

特許等

その他

(件)

(件)

(件)

(件)

(件)

和文



英文等

17

和文



英文等



国内

39

国際

23

出願



取得



施策に

普及・

反映

啓発





5.研究成果の評価
必要性

アレルギー疾患対策の特徴として、有病率が高く全国の医療機関に

の観点

おいて患者が相談・診療・適切な医療機関への紹介を受けられるよう

から

な体制整備へのニーズが高いこと、誤った情報が流布しやすく、常に
最新の正しい情報提供を行う機会を増やす必要があることが挙げられ
る。特に、医療提供体制においては、検討会で取りまとめられた都道
府県拠点病院整備のもと、令和3年度末に全都道府県で拠点病院が指
定されたところであり、今後は拠点病院を中心とした医療連携、診療
体制の整備を継続して推進する必要がある。今回の研究成果で明らか
になった、成人の食物アレルギー患者の増加など、研究を通してアレ
ルギー疾患そのものの構造変化や現状を経時的に把握し、知見を得る
ことは、患者が円滑にアクセスできるような医療体制の整備や対応で

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