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【資料2-2】厚生労働科学研究の成果のまとめ(令和6年度) (58 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_59644.html
出典情報 厚生科学審議会 科学技術部会(第145回 7/16)《厚生労働省》
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(2)論文数などの業績(令和6年度終了課題について)
原著論文

その他の論文

学会発表

特許等

その他

(件)

(件)

(件)

(件)

(件)

和文


英文等


和文


英文等


国内
17

国際


出願


取得

施策に

普及・

反映

啓発







5.研究成果の評価
必要性

「臓器の移植に関する法律」、「移植に用いる造血幹細胞の適切な

の観点

提供の推進に関する法律」の中では、レシピエント・ドナー両者にと

から

って安心・公正な医療基盤を確立することが求められている。臓器・
組織移植、造血幹細胞移植ともに高度で社会に役立つ医療であること
から、国民全体の理解と協力を得るために、継続して科学的根拠に基
づいた適切な普及啓発活動を行う必要がある。
臓 器 移 植 に つ い て は 、 平 成 22 年 の 改 正 臓 器 移 植 法 の 施 行 に よ り 臓 器
提供者数は増加傾向であるが、各国と比較すると未だ格段に少ない状
態となっており、人口比臓器提供数はアジア諸国の韓国、台湾、タイ
などよりも少ない状況が続いている。そのため臓器移植に関する普及
啓発や円滑に臓器提供が行われるよう対策が必要である。
また造血幹細胞移植については、若年層のドナー確保、コーディネ
ート期間の短縮、末梢血幹細胞移植の普及、臍帯血の安定的な確保な
どの課題に取り組む必要がある。

効率性

事業担当官が研究代表者と密に連絡を取り、班会議等に参加して適

の観点

切に進捗管理を行い、円滑に研究が行えるよう支援している。臓器移

から

植分野においては、提供施設と移植施設及びあっせん機関等が、造血
幹細胞移植分野においては、全国の医療機関、バンク、コーディネー
ト施設・支援機関等が、連携して課題やニーズを調査し、現場の実態
を踏まえた効率的な研究が行われた。また、研究成果も速やかに共有
され、効率的に現場に還元された。さらに、レシピエント・ドナー双
方の安全性改善に直結しやすい課題と普及啓発活動に関する研究に優
先的に予算を配分し、研究事業全体として効率的に研究を遂行した。

有効性

臓器移植分野では、臓器提供プロセスに関する網羅的な解説書の作

の観点

成、提供施設のみで臓器提供を完遂するためのマニュアルの作成等に

から

より、提供施設の基盤整備がより拡充された。造血幹細胞移植分野で
は、提供・採取に至りやすいドナーの調査、ドナー安全研修会の教材
作成、臍帯血バンクの実態調査等が行われ、得られた結果が関係機関

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