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【資料2-2】厚生労働科学研究の成果のまとめ(令和6年度) (57 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_59644.html
出典情報 厚生科学審議会 科学技術部会(第145回 7/16)《厚生労働省》
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に 譲 渡 す る こ と な く 、 NGS-HLA タ イ ピ ン グ の デ ー タ を 基 に し て 申 し 込 み 後 取
り消される例を認めた。
② 効 率 的 でドナーの負 担 軽 減 に 資 する末 梢 血 幹 細 胞 採 取 法 の確 立 と非 血 縁 者 間
末 梢 血 幹 細 胞 移 植 の治 療 成 績 向 上 のための研 究 ( 令 和 5 ~ 7 年 度 )
骨 髄 バ ン ク と 協 議 し 、 令 和 6 年 11 月 25 日 付 で 持 続 型 G-CSF を 非 血 縁 ド ナ ー
に 導 入 す る こ と が 発 出 さ れ 、 同 年 12 月 26 日 に は 日 本 造 血 ・ 免 疫 細 胞 療 法 学 会
で承認された。 令和6年度ドナー安全講習を骨髄バンク、日本造血・免疫細胞
療 法 学 会 、 造 血 幹 細 胞 移 植 推 進 拠 点 病 院 と 協 働 で 7 回 実 施 し た 。E-learning を
含 め て 536 名 が 受 講 し た 。 採 取 責 任 医 師 及 び 採 取 担 当 医 師 全 員 の 受 講 が 完 了 し
ている。
2.臓器移植領域
①行動科学を基盤とした科学的根拠に基づく臓器・組織移植啓発モデルの構築
に関する研究(令和4~6年度)
意思表示行動メカニズムに基づく対話支援ツールを開発し、教育現場で検証
し、対話行動の誘発効果を確認した。自治体や都道府県臓器移植コーディネー
ターに負担をかけない地域の啓発施策支援のしくみ、啓発総合ウェブサイトを
構築した。
②臓器・組織移植医療における医療者の負担軽減、環境改善に資する研究(令
和5~7年度)
脳死下臓器提供を前提とした転院搬送のための施設連携体制を構築し、稼動
に向けたシミュレーションにより、今後の実践のための課題を抽出した。本研
究によって得られた知見を厚生科学審議会疾病対策部会臓器移植委員会での検
討 に 用 い 、 臓 器 提 供 に お け る 転 院 搬 送 が 安 全 に 実 施 さ れ る 見 込 み で あ る 。 18 回
の 重 症 患 者 対 応 メ デ ィ エ ー タ ー 養 成 講 習 を 実 施 し 新 た に 526 名 が 修 了 し た 。 摘
出手術時の効率的な器械・材料の搬送システムの確立に向け、九州内でのモデ
ル事業を開始した。
③臓器提供に係る医療者教育に資する研究(令和6~8年度)
法 的 脳 死 判 定 マ ニ ュ ア ル を 改 訂 し 、 法 的 脳 死 判 定 マ ニ ュ ア ル 2024 を 発 刊 し
た 。 法 的 脳 死 判 定 マ ニ ュ ア ル 2024 に 寄 せ ら れ た 各 種 質 問 に 答 え る た め に 、 質
疑応答集を公開し、さらに生理学的知見等を最新のものに反映する省令改正を
要望している。省令改正を踏まえた新マニュアルを再度発行する予定である。
臓器提供にかかる患者管理については、臓器提供を見据えた患者管理マニュア
ルの改訂作業を現在進めており、不可逆的全脳機能不全患者の集中治療マニュ
ア ル 2025 を 作 成 中 で あ る 。


目 的 と す る 成 果 が 不 十 分 で あ っ た 事 例 /目 的 と す る 成 果 が 得 ら れ な か っ た 事 例

特に該当なし

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