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資料1-3-1          新型コロナワクチン接種後の死亡として報告された事例の概要(コミナティ筋注) (253 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000208910_00052.html
出典情報 第85回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和4年度第14回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催)(10/7)《厚生労働省》
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No

年齢
(接種
時)

性別

接種日

発生日
(死亡日)

ロット番号

接種回数

死因等
(報告者による見解・考察等)

基礎疾患等

報告書上の記載

1662

82歳



2021年7月

2021年10月7日

不明

2回目

2021年6月と7月にワクチンを接種。
8月下旬より乾性咳嗽が出現。9月
中旬に老作性呼吸困難が出現し、9
月下旬に受診。両側肺野の浸潤影
と皮膚筋炎特異的皮疹を認めた。
低酸素血症、KL-6の上昇を認め
た。SARS-CoV-2検査等より
COVID-19は否定された。抗MDA抗
体1550と高値であり、抗MDA5抗体
陽性間質性肺炎(anti-MDA5-ILD)と
診断した。anti-MDA5-ILDと診断後
に、高用量ステロイド、タクロリムス
により治療を行ったが、入院22病日
に死亡された。
抗MDA5抗体陽性間質性肺炎
検査値(2021年9月26日)抗MDA5抗
体(index)1500/KL6(U/mL)1394/CK(U/L)451/LDH(U/
L)644/SARS-CoV-2PCR陰性

専門家による評価【令和4年9月2日時点】
報告医が
死因等の判断に
至った検査

因果関係
(報告医評価)

他要因の可能
性の有無
(報告医評価)

対応するMedDRA PT

ワクチンと死亡との
因果関係評価

(評価記号 )

コメント

4例の症例報告はあるものの(PMID: 35705246)、時系列
的にこの時期にMDA5関連間質性肺炎を発症した方が多
かれ少なかれワクチン曝露があることが予想される。
MDA5関連疾患の発症者数がここ数年の経過で明らかに
増えていれば別だが、そうでなければ因果関係の証明は
困難である。

間質性肺疾患

不明

関連あり



γ

不明

不明

不明

不明

γ

専門家による評価【令和4年10月7日時点】

ワクチンと死亡との
因果関係評価

(評価記号 )

評価に用いた報告内容
資料番号

γ

(コメント無し)

γ

接種から発症までの期間が空き過ぎていること、また病理
解剖がなされていない中で因果関係を証明することは困
難と判断した。

病歴:高脂血症、脳梗塞後遺症に
伴う意欲低下、高血圧症、胃炎
併用薬:ベザフィブラート、ニセルゴ
リン、カンデサルタン、マーズレン
入院歴:患者は、間質性肺疾患の
ため入院歴あり(入院日:2021年9
月26日、退院日:2021年10月17日
入院期間:21日間)
(〜9/2の情報に基づく)

1663

98歳



2022年6月27日

2022年6月28日

FP9647

4回目

関連する病歴、併用薬:報告なし
病歴:認知症、糖尿病
ADL:寝たきり、車イス使用、認知症
のためコミュニケーションはできな
い。
併用薬:ドネペジル塩酸塩
施設に入っている方で、接種後症状
についての訴えはなかった。また発
不明
熱はなかった。4回目ワクチン接種
の1日後の朝、施設のスタッフが巡
回したところ亡くなっていた。家族か
ら解剖などの希望はなし。

接種から発症までの期間が空き過ぎていること、また病理
解剖がなされていない中で因果関係を証明することは困
難と判断した。
※〜8/5から変更なし。

※〜9/2から変更なし。

(〜8/5の情報に基づく(集計・専門
家評価対象期間(〜7/10)後に報告
された内容))

1664

1665

50歳代

79歳





2022年6月25日

2022年2月2日

2022年6月26日

2022年2月3日

不明

FF2018

3回目

3回目

ワクチン3回目接種当日の夕方に吐
き気があり、市内のメディカルセン
ターを受診し、胃腸炎との診断を受
けた。接種1日後の朝、嘔吐と吐血
があり、緊急搬送され消化管出血
マロリー・ワイス症候群、消化管出
が確認され、マロリー・ワイス症候

群と診断された。その当日に死亡さ
れた。患者は、消化器系に既往歴
は無かった。1回目、2回目のコロナ
ウイルスワクチン接種時には重篤な
副反応は無かった。

予診票での留意点は無し
2022年2月2日午前に、ワクチン3回
目接種を受けそのまま仕事に就い
た。接種1日後の深夜運転中、蛇行
運転をしだし(後続車も目撃)道路構
造物に何度か衝突した後、別の構
造物に激突して停止。病院に搬送さ
れた。搬送先の診療録にて40.1℃
の発熱の記載あり。搬送後約6時間
で死亡。自損事故ではあるが、原因
不明のため司法解剖実施。頸椎骨
折と肝臓挫傷があり、前者と後者に
よる出血ショックが直接死因。蛇行
運転の原因はワクチン副反応として
の高熱(40.1℃)と判断。

マロリー・ワイス症候群

不明

不明

不明

γ

ワクチンの副反応で嘔吐があるものの、マロリー・ワイス
症候群を起こすほどの激しい嘔吐かどうかに関する情報
がない。飲酒の情報もない。消化管出血はマロリー・ワイ
ス症候群によるものである。

γ

※〜8/5から変更なし。

ワクチンの副反応で嘔吐があるものの、マロリー・ワイス
症候群を起こすほどの激しい嘔吐かどうかに関する情報
がない。飲酒の情報もない。消化管出血はマロリー・ワイ
ス症候群によるものである。
※〜9/2から変更なし。

胃腸出血

出血性ショック

出血性ショック

頸椎骨折

頸椎骨折

肝挫傷

肝挫傷
解剖

肋骨骨折

肋骨骨折

肺気腫

肺気腫

外傷性ショック

外傷性ショック

関連あり



γ

心筋炎は自然発生することも知られている疾患であるた
め、ワクチンによる心筋炎なのか、ワクチンとは無関係に
発生した心筋炎なのかを鑑別することは困難である。

γ

心筋炎は自然発生することも知られている疾患であるた
め、ワクチンによる心筋炎なのか、ワクチンとは無関係に
発生した心筋炎なのかを鑑別することは困難である。
※〜9/2から変更なし。

253

注2

コメント
症例No

資料1-2-2-1 20055