資料 持続可能な社会保障制度の構築(財政各論Ⅱ) (14 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mof.go.jp/about_mof/councils/fiscal_system_council/sub-of_fiscal_system/proceedings/material/20250423zaiseia.html |
出典情報 | 財政制度等審議会 財政制度分科会(4/23)《財務省》 |
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○ 医療・介護のコストは増加しているが、各サービス主体におけるコスト抑制の取組余地を残したまま、コストの増分を給付に自動的に反
映(スライド)させると、保険料負担など給付を支える負担も増加し、現役世代を中心とする家計や企業の活力を奪いかねない。
○ 医療・介護分野においては、①高齢化による給付増が継続しており、一定のコスト増を吸収する余地があるほか、②病院・診療所・
介護施設の経営、人件費、薬剤費などコストに関係する取組や③保険給付範囲の見直しを引き続き実施しつつ、経済・物価等に
適切に配慮することで、現役世代の保険料負担増を可能な限り抑制することが重要。
【取組なしの場合】
【取組ありの場合】
現役世代等の保険料負担の
現役世代等の保険料負担の
一層の増
<コストに関係する取組の例>
抑制
②コストに関係する取組
足下のコスト
増加
仮にコスト増
を自動反映
(スライド)
させた場合
一時的な
コスト増
恒常的な
コスト増
④臨時的な公費等で対応
③保険給付範囲等の見直し
①高齢化による増
機械的に試算した
「高齢化による増」
【人件費等】
・ タスクシェア・タスクシフトの推進
・ 人材紹介の規制のあり方の更なる見直し
・ 地域間、診療科間等の偏在是正
・ 介護テクノロジーの活用
【病院・診療所・介護施設の経営等】
・ コストの共通化
デフレ期にも
経済指標を
上回って充実
(例)地域医療連携推進法人等の活用
・ 高額な医療機器等の導入時の費用対便益の精査
・ 病床等の機能別適正配置の推進
<保険給付範囲等の見直しの例>
取組余地
費用
【薬剤費等】
・ 費用対効果評価の適用範囲の拡大
・ 地域フォーミュラリの普及を通じた標準的な治療の促進
・ 患者本位の治療の確立
・ 市場拡大再算定の一層の強化
給付
(それを支える負担)
費用
給付
(それを支える負担)
・ 薬剤保険給付の在り方の見直し
・ 医療・介護保険における金融所得の勘案
・ 医療介護の3割負担の適切な判断基準設定
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