資料 持続可能な社会保障制度の構築(財政各論Ⅱ) (127 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mof.go.jp/about_mof/councils/fiscal_system_council/sub-of_fiscal_system/proceedings/material/20250423zaiseia.html |
出典情報 | 財政制度等審議会 財政制度分科会(4/23)《財務省》 |
ページ画像
プレーンテキスト
資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。
○ 頻回受診対策には、頻回受診定着前の早期指導が重要と言われており、令和6年3月からオンライン資格確認の実績ログを用
いた早期把握の取組を開始している。その導入数は増加も、現状5割程度に留まっており、また、オンライン資格確認(実績ログ)
では、現状、福祉事務所は、診療科、薬の処方内容等の詳細までは把握できず、頻回受診者等への指導には情報量が不足。
◆オンライン資格確認を活用した頻回受診対策
【従来】
・ 頻回受診指導は、レセプトから対象者を抽出。
⇒受診から指導までに2か月程度のタイムラグ。頻回受診定着前の効果的な指導等が困難。
【オンライン資格確認導入後】
・ 福祉事務所には、システムから被保護者の受診状況を連携。
⇒福祉事務所において早期に頻回受診の傾向がある者を把握可能。
当該者に対する助言等を実施することにより適正な受診を推進することが可能。
医療保険
医療扶助
(R7.2.23時点) (R6.8月末時点) (R7.3月末時点)
病院・診療所
90,907
歯科診療所
61,090
薬局
60,428
212,425
合計
(オン資導入率) (95.7%)
29,818
16,884
21,472
68,174
(31.4%)
43,271
21,671
35,456
100,398
(47.3%)
(出所)厚生労働省調べ
福祉事務所
◆オンライン資格確認の課題(情報の制約)
●レセプトの審査・支払
受給者
◆オンライン資格確認の対応状況(導入済み医療機関数)
⑤レセプト送付
指定医療機関等
・ 現状、福祉事務所は実績ログ情報(誰がいつどの医療機関を受診した
か)までは分かるが、受診した診療科、薬剤の処方内容までは分からず、
頻回受診、多剤投薬の指導には一定の限界。
・ 全国医療情報プラットフォームの構築に合わせて、電子カルテ・電子処方
箋との情報連携・活用が進めば、頻回受診者等への指導にも有益。
●レセプトの審査・支払
④レセプト送付
ピッ
※福祉事務所は、現状、
電子カルテ・電子処方箋
の情報まではアクセスでき
ないが、医療機関側では
アクセス可能。
⇒ 今後、医療機関側に
おける情報活用や福
祉事務所との連携等
を進める必要。
【改革の方向性】(案)
○ オンライン資格確認の導入促進により、頻回受診傾向者への早期指導の取組を進めるべき。加えて、医療機関等における
電子カルテや電子処方箋等の情報活用を促すとともに、福祉事務所への効率的・効果的な情報提供の方策を検討すべき。
126