資料Ⅱ－６－５

建設業における人手不足と適切な価格①
○ しかしながら、各種データからは、建設業の他産業よりも厳しい人手不足の現実がうかがえる。

○ また、実態を踏まえた価格転嫁等は進めていく必要があるが、これらのデータは「適切な価格が設定されれば施工余力は十分にあ
る」ような状況を反映しているとは考えにくいのではないか。
職業別有効求人倍率（令和６年度平均）

建設業の経営上の問題点
人手不足

72.3

従業員の高齢化

54.3

受注の減少

10

21.7

競争激化

22

2

人件費の上昇

20.1

0

下請けの確保難

80

3.92

3.33
2.20

2.01
1.14

0.98

6.10

4.13

3.22
3.14
2.89
1.12

0.44

1.56

2.19

1.42

（出所）厚生労働省「一般職業紹介状況（パートタイム含む常用）」を基に財務省作成。

業種別人手不足倒産の推移

建設業の雇用過不足感
（件）

400

40
20

5.13

16.3

0
10
20
30
40
50
60
70
（出所）建設業景況調査2025年度第1回（2025年4月調査）を基に財務省作成。

（過剰－不足、％ポイント）

6.56

5.58

6

36.6

4

資材価格の上昇

8.56

8

建設業

全産業

0
-20

（％） 4

建設業
飲食業
運輸業
その他
倒産に占める人手不足倒産の割合

300

3

200

2

100

1

-40
-60
-80

2004 2007 2010 2013 2016 2019 2022 2025
（出所）日本銀行「全国企業短期経済観測調査（短観）」を基に財務省作成。

0

13

14

15

（出所）東京商工リサーチ

16

17

18

19

20

21

22

23

0
24
（年）