よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


令和8年度予算の編成等に関する建議 参考資料3 (132 ページ)

公開元URL https://www.mof.go.jp/about_mof/councils/fiscal_system_council/sub-of_fiscal_system/report/zaiseia20251202/index.html
出典情報 令和8年度予算の編成等に関する建議(12/2)《財務省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

水田活用の直接支払交付金に係る過去の財審等での指摘②


○ 高い交付金単価が設定されている飼料用米への転作は、
2015年以降、急速に拡大してきた(財政負担も拡大して
おり、2022年度には約1,200億円に)。

資料Ⅱ-7-15



○ 水活交付金は、作付けを行うことで交付金が支給され
る仕組みであるため、基本的に生産性を高めるインセン
ティブが存在しない。

○ 財政負担の観点から大きな問題がある上に、飼料政策の
観点からも、一律に高い単価で支援する必要性はなく、見
直すべきである。

○ 予算執行調査を行ったところ、小麦や大豆について、生
産性向上の意欲に乏しく、極めて単収の低い者に対し
ても交付金が配られている状況が確認された。

飼料用米の作付面積と生産量の推移

麦・大豆の作付面積、都道府県別単収

(万ha)

15

飼料用米生産量(万㌧)
飼料用米作付面積(万ha)

(万㌧)

米価高騰局面

10

100
80
60
40

5

20
0

2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020 2021 2022 2023 2024 2025

0

(出所)農林水産省調べ。

飼料作物のコスト・価格比較
(出所)令和6年度予算執行調査「(19)小麦・大豆の生産の実態」
(注1)輸入とうもろこしについて、生産コストはUSDA/ERS「Commodity Costs and Returns」(2023)から、為替レートは
140円/ドルで算出。物材費、機械・修繕費、労働費等を含む。取引価格は令和5年度輸入価格(CIF価格)から算出。
(注2)飼料用米については、「令和6年度経営所得安定対策等の概要」の飼料用米(標準単収)を基に、生産コストは経費
(86,000円/10a)から、補助金は戦略作物助成(80,000円/10a)から、取引価格は工場引き渡し価格30~35円
/kg(聞き取り)から算出。