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令和8年度予算の編成等に関する建議 参考資料3 (142 ページ)

公開元URL https://www.mof.go.jp/about_mof/councils/fiscal_system_council/sub-of_fiscal_system/report/zaiseia20251202/index.html
出典情報 令和8年度予算の編成等に関する建議(12/2)《財務省》
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財源確保と合わせた多年度の官民投資の枠組み①(GX) 資料Ⅱ-8-9
○ 我が国のGX支援は、必要な財源を確保しながら、GX投資を実施するインセンティブを高める支援策と規制・制度的措置を一体的
に、長期・複数年度にわたる国によるコミットメントを示す形で講じていくことで、事業者によるGX投資の収益性に関する中長期的な予
見可能性を高め、民間企業の投資を引き出す形で、官民協調で150兆円を超えるGX投資の実現を目指すこととしている。
○ 国による支援の基本原則としては、民間のみでは投資判断が真に困難な案件であって、産業競争力強化・経済成長及び排出削減
のいずれの実現にも貢献する分野への投資を対象としており、その執行に当たっては将来の⾃⽴化も⾒据えていることを条件としている。
○ また、GX支援を進めるに当たっては、GX実行会議を始め適切な場で進捗状況の報告を行い、必要に応じた見直し等を効果的に
行っていくこととしている。
GX2040ビジョン(令和7年2月18日閣議決定)(抄)
GX実現に向けて10年間で150兆円を超える大規模な投資を官民協調で実施していくためには、事業者によるGX投資の収益性に関する中長期的な予見可能性を高めていくこと
が必要である。このため、我が国では成長志向型カーボンプライシング構想に基づき、GX投資を実施するインセンティブを高める支援策と規制・制度的措置を一体的に、長期・複数
年度にわたる国によるコミットメントを示す形で講じていくこととしている。(中略)
今後もGXを実現するための政策イニシアティブを進めていくに当たっては、EBPMなどの手法を用いた適切なモニタリング、官民でのGX投資の進捗状況、グローバルな政治・経済、技術
開発の動向とその影響なども踏まえて、GX実行会議を始め適切な場で進捗状況の報告を行い、必要に応じた見直し等を効果的に行っていく。

【GX投資(成長志向型カーボンプライシング構想)のイメージ】


GX経済移行債

コスト 【GX投資促進策の組み合わせイメージ】

初期投資支援

・初期投資の負担軽減

将来財源

投資促進
・排出量取引
・化石燃料賦課金

・GX価値(カーボンフットプリント/マス
バランス/リサイクル)の見える化
・初期需要創出(購入支援、公
共調達)
・段階的な規制導入

生産段階への措置

カーボンプライシングの
段階的引上げ

・戦略分野の中でも特に生産段
階でのコストが高いGX投資に
ついて、生産段階での支援措置
を講ずることで、事業成立の予見
性を向上

24FY※ 25FY

時間軸

・26年度からGXリーグの排出
量取引制度(ETS)本格稼
働、28年度から化石燃料賦課
金導入。非GX対応の費用の
増加

化石燃料賦課金

投資規模
(BAU)
2022

市場創造に向けた
規制・制度

※販売に向けた創意工夫(マーケ
ティング努力)を促すものの、事業
成立(市場が確立されるか)は投
資時点で予見性が低い

150兆円超のGX投資の実現
投資促進

炭素価格

26FY

27FY 28FY 29FY 30FY
GX-ETSの第2フェーズ

※最速の場合。実際は、政策動向を踏まえた事業性確認、金融機関始め関係者との調整、環境
アセス等を要するため、特に多排出産業の大型投資の実行は26年以降になる見通し。

年度