よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


令和8年度予算の編成等に関する建議 参考資料3 (160 ページ)

公開元URL https://www.mof.go.jp/about_mof/councils/fiscal_system_council/sub-of_fiscal_system/report/zaiseia20251202/index.html
出典情報 令和8年度予算の編成等に関する建議(12/2)《財務省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

自治体情報システム標準化・ガバクラ移行にかかる運用経費等について

資料Ⅱ-9-4

○ 自治体情報システム(住民基本台帳、戸籍、地方税等の20の基幹業務システム)の標準化・ガバメントクラウ
ドへの移行は、原則R7年度末の移行期限に向けて、各自治体において移行作業が進められているところ、移
行後の運用経費等について、事業者の見積等から、移行前に比べて相当程度増加する旨の自治体の声がある。
○ 標準化等により、運用経費等の3割削減を目指すなか、運用経費等の低減に向け、まずは見積り精査支援や
システム運用管理の省力化等の推進といった支援を着実に実施し、その上で、自治体情報システム標準化等
の意義及び効果について、将来的な運用経費等の精緻な見通しをつけていくべき。
◆自治体情報システムの標準化・ガバクラ移行のメリット(2025年6月)
• 自治体情報システムの標準化・ガバクラの活用は、自治体の人的・財政的負担を軽減し、自治体が地域の実情に即した住民サービ
スの向上に注力できるようにするとともに、新たなサービスの迅速な展開を可能にすることを目指すもの。
(略)
• 急速な人口減少社会に突入する中、自治体・事業者が、個別に情報システムを維持管理し、更にセキュリティの確保・高度化や大
規模災害に備えた対策を実現することは、人材面・財政面からも限界であり、必要不可欠な取組。
(出典)デジタル庁「自治体情報システムの標準化・ガバメントクラウド移行後の運用経費に係る総合的な対策について(2025年6月)」

◆運用経費等の増加要因
ガバクラ
利用経費

システム利用
経費

標準システム
利用経費

○例えば中核市長会によれば、「移行後の運用経費の平均倍率2.3倍に大幅に増嵩」とされてい
る(2025年1月時点)。これらの要因としては、下記が考えられる。
・構造的な要因(二重の基盤・ネットワーク管理費用、ガバクラに最適化できていない、
見積におけるバッファーの上乗せ、競争が働いていないなど)
・機能強化要因(サービスレベルの向上など)、
・外部要因(物価、賃金上昇、為替など)
(出典)デジタル庁「自治体情報システムの標準化・ガバメントクラウド移行後の運用経費に係る総合的な対策について(2025年6月)」