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令和8年度予算の編成等に関する建議 参考資料3 (123 ページ)

公開元URL https://www.mof.go.jp/about_mof/councils/fiscal_system_council/sub-of_fiscal_system/report/zaiseia20251202/index.html
出典情報 令和8年度予算の編成等に関する建議(12/2)《財務省》
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米価高騰とこれまでの政府の対応、検証結果

資料Ⅱ-7-6

○ 昨年来の米価高騰に対して、農林水産省は、本年3月以降、集荷業者に対して入札による政府備蓄米の売渡しを行った。しかし、
小売にまで備蓄米が出回るのに時間を要していた中、米価の安定を図るため、本年5月下旬以降、小売業者等に対して随意契
約による政府備蓄米の売渡しを行った。
○ 今回の米価高騰について、農林水産省は、①インバウンド需要や精米歩留まりの悪化等を考慮せず、需給見通しを誤ったこと、②
結果として生産量が需要量に対して不足したこと、③こうした実態に気付かず、備蓄米放出の判断が遅れたこと等が要因であると分
析したところ。
○ 令和7年産米については、予想収穫量747.7万トン(本年10月10日公表)(注1)とされ、需要に十分対応できる水準となって
いる。(注1)ふるい目幅1.70mmベースの予想収穫量。
○ なお、足もとでは、日本国内で米価が高止まる中、民間では、ミニマム・アクセスの枠外(後述)で、高い枠外税率(341円/㎏)
を支払って主食用米を輸入する動きが急速に拡大し、主に米国産中粒種が流入している状況にあり、注視していく必要がある。
(注2)枠外税率(341円/kg)を支払って輸入された米の数量は、2025年1~9月の累計で約8.9万トンであり、前年比で約90倍。(うち、アメリカ
からの輸入米は約7.1万トン)

米の需要見通しと実績

750

(万トン、玄米ベース)

728トン

727
725

700

枠外輸入米の輸入量の推移

716

需要実績
705

702

714
704

702

691

711
1,015トン

約90倍

23万㌧ 37万㌧

691

675

682

674

88,706トン

需要見通し

650
R元/2

R2/3

R3/4

R4/5

R5/6

R6/7

(トン、玄米ベース)