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資料4-3 外国での新たな措置の報告状況[1.6MB] (55 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_64439.html
出典情報 薬事審議会 医薬品等安全対策部会(令和7年度第2回 10/24)《厚生労働省》
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外国での新たな措置の報告状況
(2025年4月1日~2025年7月31日)
No. 医薬品名(一般名) 措置概要

レボホリナートカル
シウム
412
ホリナートカルシウ


措置国

加国添付文書が改訂された。主な改訂内容は以下のとお
り。
1. Indicationsの項に小児効能はない旨、5-FUとの併用投
与において、高齢者では安全性等が異なる旨が記載され
た。
2. Contraindicationsの項において、本剤又は成分に対する
過敏症の既往歴のある患者を記載
3. Serious warnings and precautions boxの項において、以
下の内容を記載
3-1.ロイコボリンカルシウム注射液は、筋肉内又は静脈内注
射のみで投与し、髄腔内に投与しないこと、メトトレキサート
の髄腔内過量投与後に葉酸を髄腔内に投与した場合に死
亡例が報告されていること。
3-2.癌化学療法剤の使用経験を有する臨床医の直接監督
下で、5-FUと併用してのみ使用すること。
3-3.致死的な骨髄抑制が報告されていること。
3-4.ロイコボリンカルシウムを併用療法で投与された患者に
おいて、スティーヴンス・ジョンソン症候群(SJS)、中毒性表
皮壊死融解症(TEN)の症例が報告されていること。
3-5. ロイコボリンカルシウムは、フェノバルビタール、プリミド
ン、フェニトイン等の抗てんかん薬の効果を減弱させる可能
性があり、抗てんかん薬の血漿中濃度の低下により発作頻
度が増加するリスクがあること。
4.Dosage and administrationの項において、葉酸欠乏症に
よる巨赤芽球性貧血の治療では、1日1mgを超えない用量を
投与すること、投与量が1mgを超えると、尿中への葉酸の喪
失量はほぼ対数的に増加することが記載された。
カナダ
5.Warnings and precautionsの項において、以下の内容を記

5-1.メトトレキサート化学療法後、以下の医学的問題がある
場合はロイコボリンカルシウムを慎重に使用すること。
無酸性尿(尿pH 7未満)、脱水(水分不足はメトトレキサート
の毒性を増強する可能性がある)、消化管閉塞、胸水・腹
水、腎機能障害(メトトレキサートの排泄が阻害され、蓄積が
生じる可能性があるため、メトトレキサートの毒性リスクが高ま
るため、ロイコボリンの増量、投与期間の延長が必要になる
場合がある)
5-2.治療開始前には、クレアチニンクリアランス、腎機能障
害の発現を検出するための血漿、血清中のメトトレキサート
濃度、尿pHをモニタリングすること。
5-3. ロイコボリンカルシウム/5-FU併用療法を受けている患
者では、カルシウム値をモニタリングし、カルシウム値が低い
場合はカルシウムを補給すること。血球分画、血小板を含む
全血球算定は、各治療開始前、最初の2コース中は毎週実
施すること、その後は白血球数が最低値に至ると予想される
時点で測定すること。電解質、肝機能検査は最初の3コース
は各投与前、その後は2コース目毎に実施すること。
6.Special populationsの項において、妊娠中、授乳中の女
性を対象とした、適切かつ十分に管理された臨床試験は実
施されていないこと、葉酸は母乳中に排泄されるため、授乳
中の投与は注意が必要であること、葉酸カルシウム及び5FUの併用は授乳中の女性には推奨されないことが記載さ
れた。

55

措置区分※1

本邦における
措置内容※2

添付文書改
訂(警告・禁 注目
忌)