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日医総研ワーキングペーパー ICT を利用した全国地域医療情報 連携ネットワークの概況(2024 年度版) (2 ページ)

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出典情報 ICT を利用した全国地域医療情報 連携ネットワークの概況(2024年度版)(9/30)《日本医師会総合政策研究機構》
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ICT を利用した全国地域医療情報連携ネットワークの概況(2024 年度版)
日本医師会総合政策研究機構

主任研究員

渡部 愛

キーワード
◆地域医療情報連携ネットワーク(地連 NW)◆多職種連携システム
◆全国医療情報プラットフォーム ◆標準型電子カルテ ◆診療録(カルテ)等開示
◆サイバー攻撃への対応

◆コミュニケーションツール

◆介護情報基盤

ポイント
地域医療情報連携ネットワーク(地連 NW)について

◆2012 年度より続く全国の地連 NW を網羅した調査、有効回答数 280 箇所であった
◆地連 NW の運営に 6 割以上の地域で自治体が何らかの形で参画していた
◆隣接する他地域との連携は漸増傾向にあり、既に半数以上の地域で行われていた。
予定を含めると 7 割を超える地域で実施されていた
◆医療計画等の行政計画に半数以上の地域が記載されていた
◆各職種で地連 NW 導入により業務負担軽減の達成度合いが増加していた
◆毎月の新規登録患者がいる地域は 9 割を超え、対象範囲が広い地域の方が毎月の新
規登録患者数も多かった
◆参加同意書取得済みの割合は漸増傾向にあり、94.2%の地域で同意を取得していた。
対象範囲が広い方が同意取得率も高かった
◆ビデオ通話機能・TV 会議システムを使用している地域は半数を超え、コロナ禍に
おいて大幅に使用が増えた
◆安全管理対策はウイルスソフトを最新にするなどの事前防止対策は十分行われてい
たが、情報が漏えいした際の対策はおよそ半数の地域でしか行われていなかった
◆地域医療介護総合確保基金が原則運用費用に使用できないことについて 33.2%の地
域で困っており、対象範囲が広い地域の方が困っている割合が高かった
◆全国で稼働している地連 NW の平均運用年数は 10.2 年、1 地連 NW あたりの平均参
加施設数は 143.3 施設であった
◆平均システム構築費用(累積)は 2 億 3,390 万円、2025 年度運営予算額の平均は
1,131 万円であった