よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


資料5-1 Ⅳ-203 モキシフロキサシン塩酸塩[15.1MB] (87 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000198856_00044.html
出典情報 医療上の必要性の高い未承認薬・適応外薬検討会議(第66回 12/12)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

要望番号;IV-203

者(感受性が確認できる限り、治療歴の可能性があっても許容する)では、
BDQ を含む全経口レジメンは、より長期の 18 ヵ月レジメンよりも、むし
ろ使用されてよい。
南アフリカの観察プログラムデータでは、BDQ 6 ヵ月投与を、LVFX 又は
MFLX のいずれか、TH、EB、PZA、高用量 INH(10~15mg/kg/日)及び CFZ
の 4~6 ヵ月間投与と共に開始し、その後の LVFX(又は MFLX)、CFZ、
PZA 及び EB の 5 ヵ月間投与するレジメンが、従来の注射薬を含む標準レ
ジメンよりも、毒性が低く、良好な転帰が示されている。
これらのレジメンは、TH を LZD 600mg/日に置き換えることができる場合、
妊娠中の女性だけでなく小児においても使用してよい。9 ヵ月レジメンの
開始前には、全ての結核患者において DST による薬剤耐性の検出は必須で
ある(特に RFP 及び FQ 系抗菌薬)。
LONGER MDR-TB REGIMEN
MDR/RR-TB には、より長期のレジメンが適用可能な患者もいる。成
人及び小児の MDR-TB に対する長期レジメンに関して、WHO 推奨
の薬剤優先順位分類及びレジメン設計方法は表 183-3 のとおりであ
る。レジメンは可能な限り、グループ A の 3 剤すべてと、グループ
B の 1 剤以上を含めて、有効性を期待できる 4 剤以上の薬剤で構成
し、BDQ を中止する場合であっても 3 剤以上が継続できるようにす
る。グループ A 薬剤の 1 又は 2 剤が使用できない場合、グループ B
薬剤から 2 剤目を追加する。グループ A 又はグループ B の薬剤を推
奨どおりに使用できない場合、グループ C 薬剤を追加してレジメン
を完成させる。長期レジメンには、必ず LVFX 又は MFLX、BDQ 及
び LZD を含める。グループ A 薬剤に追加できるグループ B 薬剤の
選択肢として、CFZ と CS(又はまたはテリジドン)の 2 つがある。
グループ C 薬剤は、グループ A 及び B の薬剤が使用できない場合の
代替となるが、DST、集団における薬剤耐性レベル、患者の前治療
歴、及び潜在的な不耐症又は毒性に基づいて選択する。
注射薬 KM 及びカプレオマイシンは、他の薬剤を代替とした長期レ
ジメンと比較して、治療不成功や再発のリスクが高いことが報告さ
れており、レジメンにも含めるべきでない。AMK〔又は SM(SM 以
外のアミノグリコシド系が入手できない場合)〕は、感受性が示され、
副作用が厳格に監視されている限り、18 歳以上の患者で使用しても
よい。TH(又はプロチオナミド)及び PAS の使用は、BDQ、LZD、
CFZ 及び DLM が使用されていない状況に限定され、clavulanic acid
は含めるべきでない。治療期間は最低 18~20 ヵ月間が推奨される
が、患者の反応に応じて決定する。原則として、培養陰性化後 15~
83