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資料5-1 Ⅳ-203 モキシフロキサシン塩酸塩[15.1MB] (47 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000198856_00044.html
出典情報 医療上の必要性の高い未承認薬・適応外薬検討会議(第66回 12/12)《厚生労働省》
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要望番号;IV-203

MFLX は、RFP 耐性結核(RR-TB)の治療における短縮化レジメンの一部として評
価された。本試験は、第Ⅱb 相の多施設共同、非盲検、部分無作為化試験であり、
薬剤感受性(DS)又は RFP 耐性(RR)の肺結核患者を対象とし、肺結核の治療の
最初の 8 週間における BDQ、プレトマニド、MFLX 及び PZA の組み合わせの殺菌
活性と安全性プロファイルを調査することを目的とした。南アフリカ、タンザニア、
ウガンダの 10 施設で実施され、18 歳以上の結核患者 240 例(うち 60 例は RR-TB
患者)が登録された。
【試験デザインの概要】
本試験では、DS 又は RR の肺結核患者を対象とした。
DS-TB 患者(180 例)は、BloadPaZ(BDQ 400mg 1~14 日間 1 日 1 回投与後 200mg
週 3 回投与、プレトマニド 200mg 及び PZA 1500mg の 1 日 1 回投与)、B200PaZ
(BDQ 200mg 1 日 1 回、プレトマニド 200mg 及び PZA 1500mg の 1 日 1 回投与)又
は標準治療(HRZE:INH、RFP、PZA 及び EB)に 1:1:1 で割付けられ、投与さ
れた。
RR-TB 患者(60 例)では、BPaMZ レジメン(B200PaZ レジメンに MFLX 400mg 1
日 1 回を追加したもの)が投与された。
各レジメンの治療開始から 8 週間の殺菌活性の評価を主な目的とし、有効性の主要
評価項目は、DS-TB 患者における 0~56 日間の喀痰培養陽性化時間(TTP)の日次
変化率であり、時間に対する log10(TTP)の非線形混合効果回帰モデルに基づいて
評価した。
【対象患者】
主な選択基準
年齢は 18 歳以上 75 歳以下の男女。
分子検査(例:GeneXpert 又は Hain)で M. tuberculosis 陽性であり、抗酸菌の
直接顕微鏡検査で喀痰塗抹陽性の肺結核であること(国際結核肺疾患連合
/WHO スケールで少なくとも 1+)。
DS-TB治療群(分子感受性検査でRFP感受性が確認された場合)に参加する
ためには、以下の条件を満たす:
新たに診断されたか、以前のエピソードから治癒後少なくとも3年間未
治療であること
以前の結核治療は除外基準に従って中止されていること
MDR-TB治療群(分子感受性検査でRFP耐性が確認され場合)に参加するた
めには、以下の条件を満たす:
分子感受性検査でMFLX感受性が確認された場合
新たに診断されたか、又は以前にDS-TB及び/又はMDR-TB(治療7日以
内)で治療を受けたことがある。以前のMDR-TB治療は除外基準に従
って中止されていること

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