資料5-1 Ⅳ-203 モキシフロキサシン塩酸塩[15.1MB] (123 ページ)
出典
| 公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000198856_00044.html |
| 出典情報 | 医療上の必要性の高い未承認薬・適応外薬検討会議(第66回 12/12)《厚生労働省》 |
ページ画像
プレーンテキスト
資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。
new recommendation for RR-TB that is isoniazid susceptible.
<日本におけるガイドライン等>
1)多剤耐性結核治療の短期化、結核医療の基準に 18 カ月未満の治療を含める方
向について(日本結核・非結核性抗酸菌症学会 治療委員会、抗酸菌検査法検討委員
会)(2023)(要望書文献 12)
現在 WHO の推奨しているレジメンは、以下の 4 種のレジメンのいずれかである。
1
4 カ月の FQ(LVFX 又は MFLX)+PZA+EB+CFZ+BDQ+高用量 INH
(通常量の 2 倍量の INH、highINH)+TH の後、2 カ月の FQ+PZA+
EB+CFZ+BDQ の後、3 カ月の FQ+PZA+EB+CFZ
2
4 カ月の FQ+PZA+EB+CFZ+アミカシン(AMK)+highINH+TH の
後,5 カ月の FQ+PZA+EB+CFZ
3
2 カ月の FQ+PZA+EB+CFZ+BDQ+highINH+リネゾリド(LZD)の
後,2 カ月の FQ+PZA+EB+CFZ+BDQ+highINH+の後,2 カ月の FQ
+PZA+EB+CFZ+BDQ の後,3 カ月の FQ+PZA+EB+CFZ
4
2 カ月の FQ+PZA+EB+CFZ+AMK+highINH+LZD の後,2 カ月の
FQ+PZA+EB+CFZ+AMK+highINH の後,5 カ月の FQ+PZA+EB+
CFZ
「また、今後、日本でも前向きに検討する必要があるレジメンとして、現在論文な
どで有効性の報告されているものとして以下のものが挙げられ、有効性と有害事象
の根拠と忍容性を考慮して検討していきたい。」との記述がある。
(1)BPaL、BPaLM 6 カ月治療
WHO、米国 CDC が推奨する、BPaL(BDQ、プレトマニド、LZD 1,200mg)お
よび BPaLM(BDQ、プレトマニド、LZD 600mg、MFLX) 6 カ月治療。
2)結核診療ガイドライン 2024(日本結核・非結核性抗酸菌症学会)
(企業文献 32)
結核の標準治療は、初期強化期として 2 ヵ月間 RFP、INH、PZA に EB 又は SM を
加えた 4 剤(first-line drugs)、以後は維持期として 4 ヵ月間 RFP と INH を使用する
こととされている。
MFLX は、LVFX と換えることができるが、結核に対する保険適応がない旨、記載
されている。LVFX は KM、TH、パラアミノサリチル酸(PAS)及び CS と共に secondline drugs (First-line drugs より抗菌力は劣るが、多剤併用で効果が期待される薬剤)
と位置付けられている。MFLX については、
「総論 4
結核の治療」の「6 標準治療
が行えないとき(活動性結核)」の項に以下が記載されている。
c. 多剤耐性結核の治療
日本では多剤耐性結核〔INH 及び RFP(リファブチン:RBT)に対して耐性を持
119