資料5-1 Ⅳ-203 モキシフロキサシン塩酸塩[15.1MB] (75 ページ)
出典
| 公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000198856_00044.html |
| 出典情報 | 医療上の必要性の高い未承認薬・適応外薬検討会議(第66回 12/12)《厚生労働省》 |
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究を、最近のシステマティックレビュー3 報より特定した。研究論文の著者よ
り、臨床的特徴、実施された治療、結果を含む IPD の提供を受け調査した。治
療成功の調整済みオッズの推定に、ランダム効果多変量ロジスティックメタ回
帰を使用した。32 件の観察研究から、MDR-TB 患者 9,153 例に対する適切な
治療及び結果のデータが提供された(患者背景:下表)。
治療の成功は、失敗/再発と比較した場合、later generation のキノロン〔調整
オッズ比(aOR)
:2.5、95%CI:1.1~6.0、以下同順〕、オフロキサシン(OFLX)
(2.5、1.6~3.9)、エチオナミド(TH)又はプロチオナミド(1.7、1.3~2.3)、
初期集中治療期での 4 剤以上の有効性がより期待できる薬剤の使用(2.3、1.3
~3.9)、継続治療期での 3 剤以上の有効性がより期待できる薬剤の使用(2.7、
1.7~4.1)と関連していた。治療の失敗/再発又は死亡と比較した治療成功との
関連についても同様の結果が得られ、aOR は later generation のキノロンで
2.7(95%CI:1.7-4.3、以下同様)、OFLX で 2.3(1.3~3.8)、TH 又はプロチ
オナミドで 1.7(1.4~2.1)、初期集中治療期での 4 剤以上の有効性がより期待
できる薬剤の使用で 2.7(1.9~3.9)
、継続治療期での 3 種類以上の有効性がよ
り期待できる薬剤の使用で 4.5(3.4~6.0)であった(薬剤数とアウトカムとの
関係に関するデータ:下表)。
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