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【資料1-1】令和9年度研究事業実施方針(案)(厚生労働科学研究) (73 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_73301.html
出典情報 厚生科学審議会 科学技術部会(第148回 5/21)《厚生労働省》
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【背景と目標】
HIV 感染血友病等患者の長期療養においては、診療連携や生活支援、QOL 向上に関する体
制整備が十分ではない。本研究では、患者参加型の調査を通じて課題を整理し、診療連携
モデルや支援策を提示することで、地域格差のない長期療養体制の構築を目指す。
【研究課題名】
血液製剤による HIV/HCV 重複感染患者に対する外科治療の標準化に関する研究
(令和9~11 年度)
【背景と目標】
HIV/HCV 重複感染者や血友病患者に対する外科治療については、近年、標準的外科治療
法や診療ガイドが整備されてきている。一方で、悪性腫瘍や肝疾患などの合併症管理の複
雑さや出血リスクへの懸念から、実臨床における適用状況や治療成績の検証は十分とは
言えず、施設間・地域間で運用に差がみられることが課題となっている。本研究では、外
科診療ガイドの有用性を拠点病院で検証し、標準的外科治療の実践可能性を示す。また、
重複感染者の肝機能経過を多施設で追跡し、肝移植適応や周術期プロトコルの改訂につ
なげる。さらに、採取標本のドライバー遺伝子解析により、発癌リスク評価とフォローア
ップ最適化の根拠を得る。得られた成果は、関連する診療体制構築に反映し、重複感染医
療の質向上に寄与する。


参考
1 研究事業と各戦略(新しい資本主義のグランドデザイン及び実行計画・フォローアップ、
成長戦略、骨太方針、統合イノベーション戦略、健康・医療戦略)との関係
本研究事業は、HIV・エイズ対策に関する国の基本方針及び中長期的な健康・医療戦略
と整合を図りつつ、感染予防、早期診断・早期治療、長期療養支援等を総合的に推進す
るため、政策立案に資する科学的根拠を提供することを目的とする。
【健康・医療戦略(第3期)】(令和7年2月 18 日閣議決定)
本戦略では、感染症対策を重要な研究開発分野として位置付けられ、感染症の予防、
診断、治療及び長期療養支援に関する取組の推進が示されている。本研究事業は、HIV
感染症に関する疫学的・社会医学的研究を通じて、早期診断・早期治療の推進や、長期
療養体制の整備に資する知見を提供し、同戦略に基づくエイズ対策の推進に寄与する。
2 他の研究事業(AMED 研究、他省庁研究事業)との関係
【AMED 研究事業との関係について】
エイズ対策に関する研究のうち、HIV 感染症を対象とした基礎研究、診断法・治療法
の開発、創薬等に係る研究については、AMED 研究事業において実施される。一方、本研
究事業は、AMED 研究で得られた成果を補完・活用しつつ、疫学・社会学的な行政研究を
行う。また、AMED で開発された医薬品等について、その有効性・安全性を踏まえ、医療
提供体制を整備し、診療ガイドライン等に反映させ、全国での普及に資する役割を果た
す。
【他の研究事業との関係について】
感染症関連の3研究事業(エイズ、新興・再興、肝炎)において、重複を回避するよ
うに調整した上で、公募課題の効率的な選定を行っている。引き続き、国立健康危機管
理研究機構と行政ニーズや研究の方向性等について情報交換を図りながら、得られた成
果を厚生労働行政に反映できる研究課題の設定等を推進する。
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