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【資料1-1】令和9年度研究事業実施方針(案)(厚生労働科学研究) (71 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_73301.html
出典情報 厚生科学審議会 科学技術部会(第148回 5/21)《厚生労働省》
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るという一連のプロセスの各段階での 95%達成)の状況を含む疫学指標の把握を通じ
て、早期診断・早期治療及び施策評価に資するデータ整備を行う。
〇長期感染に関する研究課題
HIV 感染症の慢性疾患化や患者の高齢化に伴う課題に対応するため、多診療科連携や医
療・介護・福祉の連携推進に資する研究を行う。
【期待される研究成果】
〇施策の評価に関する研究
エイズ予防指針に基づく施策を経年的に評価し、対策の達成状況を可視化し、十分な成果
が得られていない項目について、改善策を提示する。これにより、政策立案や資源配分に
資する科学的根拠が得られる。
〇発生の予防及びまん延の防止に関する研究
新規感染のリスク因子に関する理解が深化し、対象集団に応じた最適な予防介入や啓発
方法が整理される。これにより、感染拡大を抑制する実践的な予防戦略が構築される。
〇HIV 医療体制整備に関する研究
地域間・医療機関間の格差是正に向け、持続可能な医療提供モデルや多職種連携による包
括的ケアの枠組み等が提示され、全国で均質な HIV 医療提供体制が強化される。
〇疫学情報等に関する研究
ケアカスケード「95-95-95」を含む疫学指標の把握精度が向上し、感染動向の早期把握や
将来予測に資するサーベイランス体制が整備される。これにより、公衆衛生上の意思決定
に有用な情報基盤が充実する。
〇長期感染に関する研究
HIV と長期に共存する人々の健康課題や QOL に影響する要因が明らかになり、治療継続や
生活支援に資する方法論が整理される。これにより、医療・介護・社会的支援を含む包括
的な長期ケアモデルが構築される。
【研究成果を基に行う厚生労働省の施策、その他期待される効果】
本研究事業で得られた成果を基に、HIV に関する予防の普及啓発や早期診断を推進し、早
期治療が可能な体制を構築する。また、長期治療や患者の高齢化を踏まえ、医療・介護・福
祉が連携した継続的な支援体制の充実を図る。併せて、エイズ予防指針に基づく施策の評
価・改善を通じ、我が国のエイズ対策の総合的な推進に寄与することが期待される。
(参考)これまでの研究成果の概要、及び政策等への活用又は実用化に向けた取組の例
【研究課題名】
血液製剤による HIV/HCV 重複感染患者に対する外科治療の実践的標準化に関する研究
(令和6~8年度)
【得られた研究成果と施策への活用】
HIV/HCV 重複感染患者者に対する肝移植および消化器癌の外科治療について、臨床データ
の解析を行い、標準的な外科治療の実施可能性と有効性を整理した。その結果、重複感染
患者に対する外科治療の確立がなされた。これらの成果は感染被害者の救済、患者の社会
参画の促進に活用している。
【研究課題名】
HIV 感染症の医療体制の整備に関する研究(令和6~8年度)
【得られた研究成果と施策への活用】
HIV 診療の知識・経験の共有を基盤として、医療機関間の連携強化や長期療養施設におけ
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