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【資料1-2】令和8年度研究事業実施方針(AMED研究)(案)の概要 (82 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_59644.html
出典情報 厚生科学審議会 科学技術部会(第145回 7/16)《厚生労働省》
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長寿科学研究開発事業

令和7年度予算額
PJ区分

事業概要(背景・目的)
我が国においては、2040 年頃まで、高齢者人口が増加する一方、生産年齢人口が減少する局面を迎えており、独居高齢
者の増加など、社会に変化が生じていく。その中で、老いや高齢者特有の機能低下、疾患等を抱えながら、その人らしく生活
を送るため、適切な医療・介護が必要である。高齢者が自立して生活を送るためには、介護予防の推進が重要であり、フレイ
ルやサルコペニア(筋肉減少症)など、要介護の原因となる状態や疾患等に対して、国民が自ら予防に取り組める簡易な技
術や、その他の予防・重度化防止の手法等の開発が求められている。本事業では、健康寿命延伸に寄与する予防手法、生
活の質の維持・向上を図ることができるケアの手法や評価方法を開発し、高齢者の生活に直結する成果や、質の高い医療・
介護サービスを提供する社会基盤整備に貢献する成果を産出し、社会実装を推進する。

医薬品
医療機器・ヘルスケア
再生・細胞医療・遺伝子治療
感染症
データ利活用・ライフコース
シーズ開発・基礎研究
橋渡し・臨床加速化
イノベーション・エコシステム


142,714千円
予算額(千円)
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令和8年度概算要求のポイント
令和8年度は、動画像解析を用いた高齢者の身体機能評価や行動分析等の技術や研究体制を生かした、要支援1、2、要介護1~5の高
齢者における要介護状態の悪化メカニズムおよび介入効果解明を目的とする前向きコホート研究、サルコペニアの改善に資する栄養療法
を確立するためのテーラーメイドの栄養療法に関する研究を継続して実施する。また新規課題として、介護施設での使用を想定したAI活
用フレイル-スクリーニングアルゴリズムの作成、サルコペニア・フレイルに関連する疾患、症状の統合的リスク評価と介入指針作成、急
性期病院のフレイル・サルコペニア予防に関する他職種連携による介入プログラム構築を行う。

これまでの成果概要等

(※)アウトプット、アウトカムについては、医療分野研究開発推進計画(令和2年3月27日決定、令和3年4月6日一部変更)を元に記載。

人的介入を必要としない、AI(Artificial Intelligence)/AR(Augmented Reality)を利用した看護師の動作を支援するシステムを開発した。このシステムを用いて、排泄、褥瘡、点滴、
スキンケアの技術教育プログラムを構築し、訪問看護師を対象として介入研究を実施した。その結果、開発した教育プログラムを受けた群は通常ケア群と比較し、在宅療養者の
QOLが向上、再入院率が低下することを示した。
※AI/ARを活用した排泄ケア・褥瘡ケア・スキンケア・点滴ケア技術自己学習支援システムの開発(令和5年度終了)
【疾患基礎研究プロジェクト】
<アウトプット>
・研究成果の科学誌(IF5以上)への論文掲載件数 (令和2~6年度) 6件
・研究成果の科学誌(インパクトファクター5未満等の他の科学誌)への論文掲載状況 (令和2~6年度) 28件
・特許申請・登録等に至った研究開発 (令和2年~6年度) 1件以上
<アウトカム>
シーズの他の統合プロジェクトや企業等への導出件数 (令和2年~6年度)0件
本事業で得られた成果に基づいた長寿科学に資するマニュアル等の作成(令和2年~6年度) 7件

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