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【資料1-2】令和8年度研究事業実施方針(AMED研究)(案)の概要 (55 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_59644.html
出典情報 厚生科学審議会 科学技術部会(第145回 7/16)《厚生労働省》
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具体的な研究内容等
低・中所得国の健康・医療問題改善に資する、医薬品・医療機器・医療技術・
医療システム等の海外での活用に向けた実装・臨床研究

Global Alliance for Chronic Diseases (GACD)と連携した低・中所得
国における慢性疾患対策に資する実装研究

■ 以下の要素を満たす研究を推進する。
• 国際的に公衆衛生上大きな課題となっている疾病やその治療に資する低・中所得国にお
ける国際共同体制での実装・臨床試験の実施。
• 既に先進国等で有効性が実証されているものの対象国で普及されていない予防・診断・
治療法を活用を目指す。
• 予防・診断・治療にかかる医薬品・医療機器・医療技術等の、低・中所得国の患者に対す
る社会実装の可能性や、有効性、安全性等を評価・検証する。
• 更に、医療コスト、持続発展可能性等についても調査し、将来的な実用化・事業化に向け
た戦略を策定する。
• 実用化を促進するために、企業からの応募も可能とする。

基礎研究

低中所得国

臨床試験

承認審査・製品化

臨床試験・
承認申請
医師主導研究
我が国の医薬品・
医療機器等
製造業者

対象国の
薬事規制当局

社会実装

実装
研究

臨床ガイドライン

例: 途上国向けWHO事前認証・推奨の取得、WHO ガイドラインへの掲載

■ 生活習慣病の予防・診断・治療方法の国際共同臨床研究
GACDと連携した公募課題設定と国際協調公募
2017~2019年 メンタルヘルス(2課題採択)
2018~2022年 高血圧と糖尿病(2課題採択)
2021~2023年 がん (令和3年度 1課題採択)
2023~2026年 都市環境(令和5年度 1課題採択)
■ 国際アライアンスを活用した研究成果の最大化
• GACD研究者が参画する12の課題横断的ワーキンググループ活
動を通じた、課題横断的な共同研究成果の導出。
• 令和7年6月に「慢性疾患に及ぼす都市環境と行動変容に関する
国際臨床共同研究」についてAnnual Scientific Meetingで発表(予
定)
• 2018年9月の国連ハイレベル会合では、第1期高血圧公募の研
究成果を発表。

• 令和7年度から開始した若手支援の取組み、および対象国としてアジア以外の
国(特にアフリカ)での実装研究を継続して推進する。
• AMED内の、低・中所得国を対象とする他事業※1で得られた知見や技術の実装
化を本事業で応用することにより、他事業で国際共同研究が実施された国に加
えて、他国への展開も視野に研究を行う(事業間連携強化)。
※開発途上国・新興国等における医療技術等実用化研究事業やSATREPS (Science and Technology
Research Partnership for Sustainable Development) を想定。
※令和7年2月18日健康・医療推進本部決定「医療分野研究開発推進計画(3.3 AMEDの果たすべき役
割( 1) 優れたシーズの創出・実用化の加速

期待されるアウトプット、アウトカム
【期待されるアウトプット】
研究対象国における治験に至った件数(医師主導臨床試験届の提出件数、臨床性能試験の申請件数):令和7年度末までに5件
【期待されるアウトカム】
① 薬事承認・認証(海外承認認証件数):令和7年度末までに1件
② 医療等に実装された件数(ガイドライン等の策定又は改定件数): 令和7年度末までに1件

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