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【資料1-2】令和8年度研究事業実施方針(AMED研究)(案)の概要 (73 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_59644.html
出典情報 厚生科学審議会 科学技術部会(第145回 7/16)《厚生労働省》
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慢性の痛み解明研究事業

令和7年度予算額
PJ区分

事業概要(背景・目的)
多くの国民が抱える慢性の痛みがQOLの低下を来す一因となっているという背景から、「今後の慢性の痛み対策につい
て(提言)」(平成22年9月、慢性の痛みに関する検討会)に基づき総合的な痛み対策を遂行している。
提言に記載されているような既知の疾患に伴う慢性の痛みや、原因や病態が十分に解明されていない慢性の痛み、機
能的要因により引き起こされる慢性の痛みについて、病態解明や客観的な評価法や効果的な治療法開発によって、痛
みを有する者のQOL向上と痛みによる社会的損失の軽減に繋げることを目的とする。

令和8年度概算要求のポイント

59,842千円
予算額(千円)

医薬品

0

医療機器・ヘルスケア

0

再生・細胞医療・遺伝子治療

0

感染症

0

データ利活用・ライフコース

59,842

シーズ開発・基礎研究

0

橋渡し・臨床加速化

0

イノベーション・エコシステム


0

<新規>
・痛覚変調性疼痛に分類される特定の疾患において、基礎研究を行うことで病態を整理し、機序解明や治療法の開発につなげる。
・神経障害性疼痛の動物モデル等を用いて発症維持メカニズムを解明し、神経障害性疼痛の有効な治療薬の開発につながる研究開発を行う。

59,842

<継続>
・プリン作動性化学伝達の出力装置を標的とした神経障害性疼痛の発症・慢性化メカニズムの解明と予防基盤の確立により、神経障害性疼痛の効果的な予防法や治療
法の開発につなげる。
・先端的遺伝子改変技術を応用した線維筋痛症病態の多次元解析とバイオマーカーおよび新規治療法の探索により、線維筋痛症の客観的な評価方法の開発を行う。
・心理社会的ストレスによる慢性疼痛増悪メカニズムの解明により、慢性疼痛の患者QOLの向上に寄与し、効果的な治療法の開発につなげる。
・線維筋痛症の発症機序を含め、その病態を解明することで新たな治療薬開発へとつなげる。

これまでの成果概要等



(※)アウトプット、アウトカムについては、医療分野研究開発推進計画(令和2年3月27日決定、令和3年4月6日一部変更)を元に記載

●特許
・「オキサリプラチン誘発性末梢神経障害 バイオマーカー」(出願番号2021-179438 出願日:令和3年11月2日)
(血中長鎖非コードRNAから予測する一次感覚神経の病態分子基盤に基づく神経障害性疼痛バイオマーカーの同定
(日本医科大 坂井班 平成31年-令和4年度)
・「治療抵抗性うつ病または緊急性を有するうつ病の症状を治療するための組成物」
(出願番号JP2021/043568 出願日:令和3年11月29日)
(「条件づけに由来する痛みの視覚化および画期的慢性疼痛治療薬に向けた研究開発
大阪大学 中村雪子 令和2年-4年度終了)
●論文
・ IF5未満/R2年度2本:、R3年度:5本、R4年度:6本、R5年度:5本

【疾患基礎研究PJ】
<アウトプット>
・研究成果の科学誌への論文掲載(IF5以上)
(令和2~6年度)0件
・研究成果の科学誌(IF5未満等の他の科学誌)
(令和2~6年度)18件
・関連特許出願
(令和2~6年度)2件
<アウトカム>
・シーズの他の統合プロジェクトや企業等への導出件数
(令和2~6年度)0件

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