抗微生物薬適正使用の手引き

第四版

薬剤耐性菌感染症の抗菌薬適正使用編

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いて薬剤感受性検査を実施した場合、スルバクタム/アンピシリンの感受性検査結果

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は不確実である可能性が指摘されているエラー! 参照元が見つかりません。,エラー! 参照元が見つかりません。。

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カルバペネマーゼの検出においては、腸内細菌目細菌で頻用される mCIM の感度

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が低く使用が勧められず、CIMTris 法が有用と報告されているエラー! 参照元が見つかりません。,エ

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ラー! 参照元が見つかりません。

。一方、イムノクロマト法（NG-Test CARBA5）についてアシネ

トバクター属は対象菌種外であり、非常に高い確率で IMP が偽陽性に出るためエラー!
参照元が見つかりません。

、注意が必要である。

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(iii) 治療薬に関する既存のエビデンス

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①

スルバクタム/アンピシリン及びその併用療法

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CRAB に対する治療レジメンを比較した複数の研究では、いずれも小規模で各々

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の研究で有意な差を認めていないものの、スルバクタム/アンピシリンを含むレジメ

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ンで共通して死亡率が同等か低い傾向にあったエラー! 参照元が見つかりません。-エラー! 参照元が見つかりま

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せん。

。しかし、根拠となる研究の多くが比較的小規模な観察研究で、さまざまなレジ

メンがさまざまな用量で用いられており、結果の解釈を難しくしているエラー! 参照元が見つ
かりません。

。近年報告された、network meta-analysis の手法を用いて併用治療の有効性

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を検討した複数の研究では、主にコリスチンを主体とした治療と比較した場合のス

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ルバクタムを含む併用療法の死亡率に与える影響について、相反した結果が得られ

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ているエラー! 参照元が見つかりません。-エラー! 参照元が見つかりません。。このように混沌とした状況ではあ

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るが、PK/PD データや腎毒性はコリスチンより有利である。CRAB に対して 2024 年

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の IDSA ガイダンスではスルバクタムをベースとした併用療法を代替レジメンとして

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推奨しておりエラー! 参照元が見つかりません。、ESCMID ガイドラインでも感性であればスルバ

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クタム/アンピシリンを第一選択として推奨している（重症や高リスクの場合は併用

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療法を推奨）30。ただし、A. baumannii complex におけるスルバクタム/アンピシリ

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ンの感性率は 50%未満と報告されておりエラー! 参照元が見つかりません。、使用においては感受

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性検査結果を確認する必要がある。

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②

テトラサイクリン系抗菌薬、コリスチン

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テトラサイクリン系抗菌薬の忍容性は比較的高いものの、速やかに組織移行し分

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布容積が大きいことにより、血中濃度が上がりにくいことが菌血症を伴う重症感染

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症に用いる場合の懸念点である 118。チゲサイクリンについて、観察研究で他剤を用

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いた治療に比し治療効果が劣ると報告されている 119,120。また、MDRA による肺炎に

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対するチゲサイクリンと他の治療を比較したメタアナリシスで、治療成功率や死亡

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率に差はなかったが、微生物学的効果が有意に劣ったと報告されている 121。さらに、

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CLSI 及び EUCAST はアシネトバクター属菌のチゲサイクリンに対する感受性判定の
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