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【参考資料2-3】抗微生物薬適正使用の手引き 第四版(案)薬剤耐性菌感染症の抗菌薬適正使用編 (64 ページ)
出典
| 公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_64503.html |
| 出典情報 | 厚生科学審議会 感染症部会(第99回 10/21)《厚生労働省》 |
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抗微生物薬適正使用の手引き
1
第四版
薬剤耐性菌感染症の抗菌薬適正使用編
(iv) 表 4. AmpC 産生腸内細菌目細菌感染症の治療例(留意点を含む)
2
3
4
付録表 1.
AmpC 産生腸内細菌目細菌感染症の治療例(留意点を含む)エラー! 参照元が見
つかりません。
抗菌薬名
推奨投与量
AmpC 過剰産生 AmpC 過剰産生の
のリスクが
リスクが
相対的に高い
相対的に低いか、
菌種
リスクの程度が
(E. cloacae、 よく分かっていな
K. aerogenes、
い菌種
C. freundii 等) (S. marcescens、
M. morganii、
P. rettgeri、
H. alvei 等)
留意点
セフトリアキソン 点滴静注 1 回
1~2 g
12~24 時間毎
×
△
—
セフェピム
点滴静注 1 回
(MIC≤2 μg/mL
1~2 g
又は、MIC が
8 時間毎 ¶16,18
4~8 μg/mL=SDD
でかつ ESBL の可
能性が否定されて
いる場合)
〇
〇
MIC が SDD 領域(4~8 μg/mL)
にある場合、表現型検査あるい
は遺伝子検査によって、ESBL 産
生菌でないことを確認する。
ESBL 産生が確認された場合、セ
フェピムの使用は控える 15。MIC
が SDD 領域であっても ESBL 非
産生であった場合にセフェピム
が利用できるかどうかは結論が
ついていないが、利用する場合
は少なくとも最大投与量(2 g 8
時間毎)を長時間投与法
(1 回あたり 3 時間かけて投与)
で
用いることが望ましい 16。重症
例でも長時間投与法を検討。
添付文書上最大 4 g/日
点滴静注 1 回
4.5 g
6 時間毎 ¶19
△
△
長時間投与法に十分な臨床的根
拠があるわけではないが、グラ
ム陰性桿菌感染症において、長
時間投与法と通常投与法を比較
した臨床研究のメタ解析(ただ
し、P. aeruginosa 感染症例が最
多)では、長時間投与法によっ
て、臨床予後が改善する可能性
が示唆されている 20。このため 1
回あたり 4 時間かけて投与する
長時間投与法を検討。
添付文書では疾患ごとに推奨用
量が異なり、1 回 4.5 g 6 時間毎
の投与は発熱性好中球減少症の
場合の用法用量であり、肺炎の
場合は症状、病態に応じて 1 回
4.5 g 6 時間毎の投与に増量でき
ると記載されている。
タゾバクタム/
ピペラシリン
64
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第四版
薬剤耐性菌感染症の抗菌薬適正使用編
(iv) 表 4. AmpC 産生腸内細菌目細菌感染症の治療例(留意点を含む)
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4
付録表 1.
AmpC 産生腸内細菌目細菌感染症の治療例(留意点を含む)エラー! 参照元が見
つかりません。
抗菌薬名
推奨投与量
AmpC 過剰産生 AmpC 過剰産生の
のリスクが
リスクが
相対的に高い
相対的に低いか、
菌種
リスクの程度が
(E. cloacae、 よく分かっていな
K. aerogenes、
い菌種
C. freundii 等) (S. marcescens、
M. morganii、
P. rettgeri、
H. alvei 等)
留意点
セフトリアキソン 点滴静注 1 回
1~2 g
12~24 時間毎
×
△
—
セフェピム
点滴静注 1 回
(MIC≤2 μg/mL
1~2 g
又は、MIC が
8 時間毎 ¶16,18
4~8 μg/mL=SDD
でかつ ESBL の可
能性が否定されて
いる場合)
〇
〇
MIC が SDD 領域(4~8 μg/mL)
にある場合、表現型検査あるい
は遺伝子検査によって、ESBL 産
生菌でないことを確認する。
ESBL 産生が確認された場合、セ
フェピムの使用は控える 15。MIC
が SDD 領域であっても ESBL 非
産生であった場合にセフェピム
が利用できるかどうかは結論が
ついていないが、利用する場合
は少なくとも最大投与量(2 g 8
時間毎)を長時間投与法
(1 回あたり 3 時間かけて投与)
で
用いることが望ましい 16。重症
例でも長時間投与法を検討。
添付文書上最大 4 g/日
点滴静注 1 回
4.5 g
6 時間毎 ¶19
△
△
長時間投与法に十分な臨床的根
拠があるわけではないが、グラ
ム陰性桿菌感染症において、長
時間投与法と通常投与法を比較
した臨床研究のメタ解析(ただ
し、P. aeruginosa 感染症例が最
多)では、長時間投与法によっ
て、臨床予後が改善する可能性
が示唆されている 20。このため 1
回あたり 4 時間かけて投与する
長時間投与法を検討。
添付文書では疾患ごとに推奨用
量が異なり、1 回 4.5 g 6 時間毎
の投与は発熱性好中球減少症の
場合の用法用量であり、肺炎の
場合は症状、病態に応じて 1 回
4.5 g 6 時間毎の投与に増量でき
ると記載されている。
タゾバクタム/
ピペラシリン
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