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【参考資料2-3】抗微生物薬適正使用の手引き 第四版(案)薬剤耐性菌感染症の抗菌薬適正使用編 (14 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_64503.html
出典情報 厚生科学審議会 感染症部会(第99回 10/21)《厚生労働省》
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抗微生物薬適正使用の手引き

第四版

薬剤耐性菌感染症の抗菌薬適正使用編

1

薬への切り替えを目指す際にも利用できる 59。いずれの状況であれ、判断困難な場

2

面では感染症専門医や院内の AST へのコンサルトを推奨する。

3

表 4.

4

AmpC 産生腸内細菌目細菌感染症の治療例 37

抗菌薬名

5
6
7
8
9
10

推奨投与量

菌種 A※1

菌種 B※2

セフトリアキソン

点滴静注 1 回 1~2 g 12~24 時間毎

×



セフェピム
(MIC≤2 μg/mL
あるいは、
MIC 4-8 μg/mL=SDD
でかつ ESBL の可能
性が否定されている場
合)

点滴静注 1 回 1~2 g 8 時間毎 ¶60,61





タゾバクタム/
ピペラシリン

点滴静注 1 回 4.5 g 6 時間毎 ¶56





メロペネム

点滴静注 1 回 1 g 8 時間毎





1 回 500~750 mg 24 時間毎¶43,62

レボフロキサシン

点滴静注/経口投与
点滴時間 500 mg の場合は 1 時間
FDA の添付文書では 750 mg の場合 90 分以上かけてと記載





ST 合剤

膀胱炎(経口投与)

2 錠/回(トリメトプリム[80 mg/錠]として 160 mg/回)

1日2回
その他の感染症:
<経口投与>
2~4 錠/回(トリメトプリム[80 mg/錠]として 4~
6 mg/kg/回)
、1 日 2 回¶43
<点滴静注>
2~4 アンプル(トリメトプリム[80 mg/アンプル]として
4~6 mg/kg/回)を 12 時間毎¶





アミカシン

膀胱炎:
15 mg/kg/回 単回点滴静注
その他の感染症:
初回 20 mg/kg で点滴静注後、
TDM(peak/ MIC 8-10、トラフ値<5 μg/mL)37







留意点を含む詳細は付録 p.10-13 参照

※1

菌種 A:AmpC 過剰産生のリスクが相対的に高い菌種(E. cloacae, K. aerogenes, C. freundii 等)

※2

菌 種 B:AmpC 過 剰 産 生 の リ ス ク が 相 対 的 に 低 い か 、 リ ス ク の 程 度 が よ く 分 か っ て い な い 菌 種
(S. marcescens, M. morganii, P. rettgeri, H. alvei 等)

¶ 表内は海外用量を含むため、国内添付文書での適応症や用量に関しては付録 p.10-13 参照

14