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【参考資料2-3】抗微生物薬適正使用の手引き 第四版(案)薬剤耐性菌感染症の抗菌薬適正使用編 (76 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_64503.html
出典情報 厚生科学審議会 感染症部会(第99回 10/21)《厚生労働省》
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抗微生物薬適正使用の手引き

1

第四版

薬剤耐性菌感染症の抗菌薬適正使用編

(v) 表 7. カルバペネム耐性緑膿菌感染症の治療例(留意点を含む)

2
3
4

付録表 4.

カルバペネム耐性緑膿菌感染症の治療例(留意点を含む)エラー! 参照元が見つか
りません。

抗菌薬分類
既存の
β-ラクタム系

抗菌薬名
セフタジジム

推奨投与量
点滴静注 1 回 2 g 8 時間毎 ¶80

既存の β-ラクタム系(すなわち、セ
フタジジム、セフェピム、ピペラシ
リン、タゾバクタム/ピペラシリ
ン、アズトレオナム)やフルオロキ
ノロン系抗菌薬に感性が確認された
場合、カルバペネム系よりも、より
狭域なこれらの薬剤を優先的に選択
する。
カルバペネム耐性の場合でも、既存
の β-ラクタム系抗菌薬に感性が確認
できれば、これらの薬剤の高用量・
長時間投与法による治療が可能であ
点滴静注 1 回 1~2 g 8 時間毎 ¶18
る。ただし、重症の場合や、感染巣
重症例では 1 回あたり 3 時間かけて
のコントロールが不良の場合には、
投与する長時間投与法を検討 82
新規 β-ラクタム系抗菌薬による治療
添付文書 1 日最大 4 g まで
も考慮される。
点滴静注 1 回 4 g 6 時間毎
アズトレオナムの添付文書上の最大
重症例では 1 回あたり 4 時間かけて 投与量は 4 g/日であるが、緑膿菌感
投与する長時間投与を検討 83
染症の治療に関する臨床研究におい
添付文書 難治性又は重症感染症に
て、この投与量での検討は皆無であ
は 1 回 4 g(力価)を 1 日 4 回
る。
重症例では 1 回あたり 3 時間かけて
投与する長時間投与法を検討 81
添付文書 1 日最大 4 g まで
社会保険診療報酬支払基金の診療情
報提供事例において『原則として、
「セフタジジム水和物【注射薬】

を「発熱性好中球減少症」に対し
「1 回 2 g を 8 時間毎、静脈内に投
与」した場合、当該使用事例を審査
上認める。
』と記載されている。

セフェピム

ピペラシリン

留意点

タゾバクタム/ピ 点滴静注 1 回 4.5 g 6 時間毎 ¶
ペラシリン
重症例では 1 回あたり 4 時間かけて
投与する長時間投与法を検討 80,83
添付文書では疾患ごとに推奨用量が
異なり、1 回 4.5 g 6 時間毎の投与
は発熱性好中球減少症の場合の用法
用量であり、肺炎の場合は症状、病
態に応じて 1 回 4.5 g 6 時間毎の投
与に増量できると記載されている。
アズトレオナム 点滴静注 1 回 2 g 8 時間毎 ¶84,85
添付文書 1 日最大 4 g まで
重症例では 1 回あたり 3 時間かけて
投与する長時間投与法を検討 57,86

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