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出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00281.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織 入院・外来医療等の調査・評価分科会(令和7年度第11回 9/11)《厚生労働省》 |
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中間とりまとめ(令和7年7月31日)抜粋
10. 働き方・タスクシフト/シェアについて
10-2.看護職員について
(分科会での評価・分析に関する意見)
○看護師の養成について令和6年度には大学の定員充足率も100%を切っており、今後、一層の少子化の進展を考えると、看護職員の確保
と働き続けられる環境整備の取組が喫緊の課題となっているのではないかとの意見があった。
○看護補助者の配置・増員の具体的取組について、病棟単位での看護補助者の増減について、また本当に各病院で増やしているのかどうか
について把握する必要があるのではないかとの意見があった。
○療養病棟入院基本料の看護補助体制充実加算において、介護福祉士の位置づけが明確にされたということは非常に有意義であったとの意
見があった。
○看護補助者の確保は厳しい状況にあることが読み取れるが、令和6年度の改定で新設された看護補助体制充実加算では、当該医療機関で
の3年以上の経験や、必要な能力を段階的に示して育成評価に活用するということを評価しているのではないかとの意見があった。
○看護補助体制充実加算の活用が進んでおり、今まさに研修の実施や業務の見直しなどが図られ、看護補助者の定着のための取組が進めら
れている段階であり、効果が出るまでに多少時間はかかると思われるが、処遇改善と併せて、今後も着実に進めていく必要があるのではな
いかとの意見があった。
○病棟における多職種の実際の役割分担についてどのように行われているのか解析できるとよいのではないかとの意見があった。
○ICT、AI、IoTを導入して取り組みたい一方、機器活用には、初期の導入費用、維持メンテナンス費用、投資額も必要となる。一部導入時
の補助金はあるものの、維持メンテナンス費用までを入院基本料等で補ってもらう必要があるのではないかとの意見があった。
○生産性向上や業務負担軽減の点では、音声入力やバイタルデータの自動入力などが有効だと考えられるが、ICT、AI、IoT等の活用は推進
が必要な状況であり、具体的な活用が進むための方策について検討が必要ではないかとの意見があった。
○ICT、AI、IoT等の活用を今後どのように伸ばしていけるかについて、方向性を考えていくことが重要であるとの意見があった。
○看護職員の負担の中では、結果より、夜勤が可能な職員の確保や夜勤者の負担軽減が非常に大きな課題になっていることがわかる。看護
職員の夜勤の働き方やシフトの在り方も多様化してきており、夜勤に関する調査結果も精査すべきではないかとの意見があった。
○特定行為研修を受講する人材確保が難しく、特定行為研修を受ける段階でのイン センティブを検討していく必要があるのではないかとの
意見があった。また、特定行為研修修了者のキャリア構築や修了のメリットを提示していく必要があるのではないかとの意見があった。
○特定行為研修修了者の養成を推進していくためにも看護職員の人材確保が必要である。また、特定行為研修修了者の手術室や外来等にお
ける活躍についての実態も把握すべきではないかとの意見があった。
○特定行為研修修了者の動向や配置状況について調べることも必要なのではないかとの意見があった。
【今後の検討の方向性】
○看護職員の働き方、病棟の看護業務のタスクシフト/シェアの現状やICT、AI、IoT等の活用に関して、令和7年度入院外来調査の結果等
について更なる検討を進める。
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