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入ー3 (185 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00281.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織 入院・外来医療等の調査・評価分科会(令和7年度第11回 9/11)《厚生労働省》
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令和6年度厚生労働科学研究補助金(地域医療基盤開発推進研究事業)

「効率的な看護業務推進の評価に係る実態把握のための研究」
背景

質が高く効率的な医療体制

(研究代表者 坂本すが)

医師から看護職へのタスクシフト推進

看護職が専門性をさらに発揮し、効率的に看護業務を推進する必要性が増大
看護業務効率化先進事例は収集されたが、全国的な取り組み状況は不明
⇒ 効率的な看護業務推進の普及に向け、現状の評価と推進方策の提示が必要
研究目的

タスクシフト/シェアや看護業務の実態、業務効率化が進んだ業務と進まなかった業務の明確化、及び、
業務効率化の促進要因と推進方策を明らかにする

研究方法

●平成30年に「効率的な看護業務の推進に向けた実態調査研究」でタイムスタディ等を実施した47病院において、病棟の看
護業務のタイムスタディ、及び、看護部長や看護職の業務効率化に関する意識を調査する。平成30年タイムスタディとの比
較により、業務量の変化を明らかにし、意識調査により促進要因など統合的に分析する。
●看護業務効率化に取り組んだ病院を対象に取り組み内容や推進体制等をインタビューし、推進方策を検討・提示する。

調査概要

(1)病院の看護業務のタスク・
シフト/シェア、及び、業務効
率化に関する調査

(2)-①病棟の看護業務タイムス
タディ調査,
(2)-②病棟基本調査

(3)病院看護職のタスク・シフ
ト/シェア、及び、業務効率化
に関する意識調査

(4)病院看護のタスク・シフ
ト/シェア、及び、業務効率
化の取組に係る好事例調査

調査内容

タスク・シフト/シェアや業務
効率化の取組状況、組織にお
ける推進体制、看護業務の変
化、業務効率化が進んだ看護
業務、取組の促進要因や阻害
要因 等

①病棟看護師の看護業務(84項
目)別 従事時間数
1病棟:24時間×3日間×3名
②病棟の属性、看護師の勤務体
制、所定勤務時間帯、業務効率
化の状況 等

タスク・シフト/シェアや業務
効率化について認識、業務効
率化の可能性や方法 等

取り組みの背景、目的、具
体的内容、推進体制、効
果・成果、今後の展望、困
難や課題 等

調査方法

自記式質問紙調査

①自記式チェック表(10分毎)
②自記式質問紙調査

自記式質問紙調査

半構造化インタビュー

調査対象
/回答者


平成30年タイムスタディ実施
の47病院/看護部長41名

①50病棟の看護師1000名程度/
43病棟の看護師794名(有効768)
②50病棟/看護師長44名

50病棟に勤務する看護師
1500名程度/44病棟の看護師
794名

看護管理者15名程度
/9病院の看護管理者9名

対象施設
・病棟

「都市部・地方部の2区分」、「病床規模3区分(199床以下、200~499床、500床以上)」、「病床
機能2区分(急性期:7対1配置加算、慢性期:7対1配置加算以外)」別に、4から5病棟を機縁法にて
抽出。合計医療機関47病院50病棟(平成30年調査と同施設)

研究成果

研究結果は、効率的な看護業務推進の評価に係る基礎資料となる。また、分析結果に基づき効率的な看護業務を推進するため
の方策を提言すると共に、取組推進に資する媒体を作成する。これにより、各医療機関の看護業務効率化の推進に寄与する。

タイムスタディ実施病院、
及び、学会誌等に報告され
た病院15か所程度

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