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出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00281.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織 入院・外来医療等の調査・評価分科会(令和7年度第11回 9/11)《厚生労働省》 |
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(包括期の入院医療における医療資源投入量について)
• 地域包括医療病棟における包括内の出来高実績点数にはばらつきがあり、緊急入院が多い診断群分類や、手術を行う
ことが少ない診断群分類において包括内の出来高実績点数が高い傾向であった。
• 患者ごとに、予定/緊急入院と手術実施の有無により包括内の出来高実績点数を比較すると、手術を行わない緊急入
院群では手術目的の予定入院群に比べ、1日あたり包括内出来高実績点数の平均値は約440点高く、群による差が大
きかった。
• 地域包括ケア病棟における包括内の出来高実績点数は、地域包括医療病棟と比較しばらつきが少なかった。入棟経路
や予定/緊急と手術による群間の差は少ないものの、自宅や施設からの直接の緊急入院では比較的高かった。
• 入院受入が困難となる理由として多く挙げられた項目の一つに高額薬剤の使用があり、トルバプタン、パーキンソン病治
療薬、血友病以外の出血傾向の抑制に係る医薬品、生物学的製剤を含む分子標的治療薬等が多くあげられていた。回
復期リハビリテーション病棟では、抗悪性腫瘍剤や腎性貧血の治療薬についても回答されていた。
【課題】
○ 地域包括医療病棟における包括内の出来高実績点数が、必ずしも診断によらず、手術や緊急入院を要するかどうかに
よって患者ごとに異なることについて、現状をどのように評価するか。
○ 地域包括ケア病棟における医療資源投入量について、現状をどのように評価するか。
○ 包括算定される入院料の病棟において、高額薬剤の使用が受入困難の要因としてあげられていることや、具体的な薬
剤の内容について、どのように考えるか。
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