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入ー3 (6 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00281.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織 入院・外来医療等の調査・評価分科会(令和7年度第11回 9/11)《厚生労働省》
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中間とりまとめ(令和7年7月31日)抜粋
4-2.地域包括ケア病棟入院料について

(分科会での評価・分析に関する意見)
○ 地域包括ケア病棟の患者数上位2疾患が白内障や大腸ポリープであることについては、病棟の役割をふまえて
どのように評価するか検討が必要であるとともに、地域包括医療病棟にそうした患者が少ないことは初日のB得
点3点以上の患者が5割という要件が影響している可能性があるとの意見があった。
○ 管理栄養士が介入することによって経口摂取に復せる割合は多いと思われ、管理栄養士の介入を評価する視点
は重要ではないかとの指摘があった。
4-3.包括的な入院医療を担う医療機関の機能について
(分科会での評価・分析に関する意見)
○ 高齢者の入院医療においては、救急の受入とともに在宅との連携も重要であり、在宅医療を含めて地域医療全
体を考えることは重要なテーマとの意見があった。また、救急搬送から自宅に退院するまで1つの病院で加療
できることが望ましく、病院単位でどのような役割をどのように評価するかといった観点で検討が必要ではな
いかとの意見があった。
○ 新たな地域医療構想のとりまとめが行われたが、まだ医療法は審議中、かつガイドラインの議論は始まってい
ないため、診療報酬のみで先に議論を始めないよう、慎重に進めるべきとの指摘があった。
○ 地域包括ケア病棟の3つの機能について、病院単位で救急受入等を評価すると、結局ほとんど急性期の病棟に
入院している場合があるので、形だけの救急告示ではなく、実際に果たしている後方支援機能等を評価する仕
組みが必要ではないか、との意見があった。
【今後の検討の方向性】
○ 包括期の入院医療を担う医療機関の役割として、救急搬送の受入と在宅・施設等の後方支援という観点が示さ
れており、これらを評価する指標を検討するとともに、各医療機関の役割を踏まえながら、適切な基準につい
ての検討を進める。
○ ADLや平均在院日数について、入院している患者像を踏まえつつ、より適切な基準について検討を進める。
○ 包括されている医療資源投入量のばらつきとその傾向を踏まえ、高齢者の入院を幅広く担えるような評価の方
法について検討を行う。

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