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出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00281.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織 入院・外来医療等の調査・評価分科会(令和7年度第11回 9/11)《厚生労働省》 |
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(ICT活用について)
・ICTの活用等による看護職員の更なる業務負担軽減の観点から、令和6年度診療報酬改定において「夜間看護体制加算」等の夜間におけ
る看護業務の負担軽減に資する業務管理等のうち、「ICT、AI、IoT等の活用による業務負担軽減」に取り組むことが望ましいことと位置
づけられた。
・令和6年度補正予算では、人口減少や医療機関の経営状況の急変に対応する緊急的な支援パッケージ(生産性向上・職場環境整備等事
業)として、生産性向上に資する取組として、ICT機器の導入による業務の効率化、職員間の情報伝達の効率化(チーム医療の推進)等の
対応がなされた。
・ICT(情報通信技術)の活用状況について、「活用している」は72.9%であった。入院料別には、特定機能病院は10割、急性期一般入院
料1では約9割が活用していると回答した。一方で、地域入院料1~3、療養病棟入院料は約4割が活用していると回答した。
・ICTを活用した業務の見直し・省力化に関わる取組は、「ビデオ通話(WEB形式)による会議の実施」68.0%、「勤怠管理のICT化」
63.8%、「紹介状や診断書の入力支援ソフトの活用」35.6%が進められていた。
・ ICTを活用した業務の見直し・省力化に関わる取組について、入院料別についてみた場合、「ビデオ通話(WEB形式)による会議の実
施」、「勤怠管理のICT化」、「紹介状や診断書の入力支援ソフトの活用」、「患者向け説明動画(入院前、術前)」において、急性期一
般入院料1、専門病院入院基本料、特定機能病院入院基本料において取組が進んでいる。 また、「音声入力システムの活用(カンファレ
ンス記録)」について特定機能病院入院基本料において取組が進んでいる。
・看護職員の記録に関する負担軽減の取組として、電子カルテシステム等を活用した入力の簡易化が66.9%、書類の記載項目の簡素化が
35.1%であった。ICTを活用した取組としては、「電子カルテシステム等を活用したカルテ様式間の自動転記」31.5%、「バイタルサイ
ン等の測定機器からの自動入力」26.4%、「文書作成補助システムの活用」20.1%であった。
・ICT機器活用継続についての課題について、「ICTの維持・管理等のメンテナンスにコストがかかる」が82.8%、「ICTを使いこなせて
いない職員がいる又は多い」53.3%、「ICTの導入にあたって教育や人材育成に時間がかかる」53.1%であった。
【課題】
○ 看護業務におけるICT機器活用について、活用している医療機関の状況や、看護業務の効率化や省力化に資する
例がみられることを踏まえ、現状をどのように評価するか。
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