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出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00281.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織 入院・外来医療等の調査・評価分科会(令和7年度第11回 9/11)《厚生労働省》 |
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管理栄養士が、就業時間の5割以上の時間を病棟で従事している割合は約4割。病棟配置されている管理栄養
士の業務としては、栄養評価やミールラウンド、食事変更や食形態の調整等の対応がある。
管理栄養士の病棟配置や多職種連携が要件となっている特定入院料や加算は、原則、栄養サポートチーム加算
の出来高算定や併算定はできない。
病棟における検査業務について、臨床検査技師が病棟に常駐し、早朝検査や心電図測定、検査結果の説明等を
実施することで、看護師等の負担軽減につながる取組が行われている。
(病棟における看護業務とタスクシェアについて)
• 看護師を対象としたタイムスタディでは、診察・治療に係る業務と患者のケアに係る業務に費やす時間が長く、
両者を合わせて全体の約半分であった。
• 病棟における診察・治療に係る業務について、患者のスクリーニングや評価、リハビリ・栄養・口腔に係る計
画の作成、残薬の確認やセット、病棟におけるリハビリテーション、ミールラウンドや食形態の調整について
は、薬剤師、療法士、管理栄養士がそれぞれ関与している病棟が多かった。一方、薬剤の投与、バイタルサイ
ン等の測定、検査実施や診察の介助、吸引については、看護師が実施している病棟がほとんどであった。
• 病棟における患者のケアに係る業務の多くは看護師が主に担当している病棟がほとんどであったが、食事の配
膳や排泄介助、見守り・付き添い、食事介助、体位交換、環境整備、身体の清潔・更衣については、看護補助
者が主として担当している病棟が1割~2割程度みられた。排泄、離床の取組や患者宅への訪問について、理
学療法士や作業療法士が関与又は主として実施している病棟が他の項目より多くみられた。
【課題】
○
リハビリテーション・栄養・口腔連携体制加算の算定と実際の介入状況や、退院時にADLが低下する患者の
割合が比較的高いことやADLが低下する患者の特徴について、現状をどのように評価するか。
○ リハビリテーション・栄養・口腔連携体制加算や、病棟の施設基準において専門職の病棟配置が進みつつあ
る背景を踏まえ、病棟における各専門職の業務やタスクシェアに関する現状をどのように評価するか。
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