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公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00281.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織 入院・外来医療等の調査・評価分科会(令和7年度第11回 9/11)《厚生労働省》
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看護業務の効率化の主な例③
業務内容
(行為時間)
※行為時間合計1440分(24時間)

D:患者のケア(302.16分)
・環境整備(ベッド周囲の整
理・整頓、清掃等)
・リネン交換
・見守り・付き添い
・身の回りの世話
・排泄介助(おむつ交換・トイ
レ誘導・片づけ等)
・患者への説明(治療・手術・
検査・病状等)
・家族への連絡・説明・指導
・死後処置 等

看護業務におけるICT機器等の主な導入例
業務内容

導入機器

機器の説明

主な効果

病室にカメラを設置し、看護師が装着し ○夜勤帯の看護師の訪室回数の比較
ているスマートグラスから病室の状況を 導入前後での看護師の訪室回数を同一患者で比較
導入前16.3回 ⇒ 導入後は13.0回へ削減
見守りカメ 確認する。
見守り・付き

添い
スマートグ
ラス

排泄介助(お
むつ交換・ト
イレ誘導・片
づけ等)

マセレー
ター

再生紙で作られたパルプ製の便器や尿器 ○汚物処理に要する時間短縮
を汚物ごと粉砕、排水処理する。
導入前190分/日 ⇒ 導入後26分/日へ短縮

○看護師の業務全体に占める説明時間が短縮
患者への説明
導入前9.7%⇒導入後8.4%へ短縮
(治療・手
患者説明動 予め説明用動画を作成し、患者はタブ
術・検査・病 画サービス レット端末から検査の説明を視聴する。
状等)
各ベッド備え付けのスマートフォンの画 ○予め用件が分かるため、氷枕を持っていく等準備
面から看護師に伝えたい内容のボタン押 をした上で、看護師が訪室できるようになり、訪室
デジタル
す。それ以外の用件は、メッセージやビ 回数が減った。
その他
ナースコー
デオ通話機能を使う。
○メッセージで送られた内容をAIが解析して、ケ

アの改善点を提案するため、ケアの質の向上につな
がった。

E:退院(8.26分)
・退院指導(身体と生活に関す
る指導)
・退院時の栄養指導 等
※項目、業務内容、行為時間は令和6年度厚生労働科学研究補助金(地域医療基盤開発推進研究事業)「効率的な看護業務推進の評価に係る実態把握のための研究」分担研究者 菊池令子・小澤知子(研究代表者 坂本すが)
を基に医政局看護課で作成。
※導入機器、主な効果は「看護業務効率化先進事例収集・周知事業」の表彰事例、看護現場のデジタルトランスフォーメーション促進事業で作成した事例集「これからはじめる看護DX事例紹介」、HITO病院、NTT東日本関東病院、
恵寿総合病院、淡海医療センターからの提供資料を基に医政局看護課で作成。

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