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参考資料3_医学教育モデル・コア・カリキュラム(令和4年度改訂版) (215 ページ)

公開元URL https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/koutou/125/mext_00004.html
出典情報 看護学教育モデル・コア・カリキュラムの改訂に関する連絡調整委員会(第1回 7/19)《文部科学省》
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Ⅴ. 評価
1. 実習現場での評価
臨床実習の学修目標には、知識や臨床推論、臨床判断等だけではなく、診察や基本的臨床手技等の技能、医師
のプロフェッショナリズム等の態度も含まれる。評価方法として、医学知識に関する口頭試問やレポート、ペー
パーテストのみでは不十分であるばかりでなく、これらの方法では評価できない技能領域への学修意欲や、態度
領域への気づきが臨床実習前より減退していくことすら懸念される。
診療参加型臨床実習の充実のためには、評価方法として、簡易版臨床能力評価(mini-Clinical Evaluation
eXercise、mini-CEX)や直接観察による臨床手技の評価(Direct Observation of Procedural Skills、DOPS)、症
例の担当に関する評価(Case-based Discussion、CbD)、指導医以外の他の医療スタッフ等からの評価(360 度評
価)等の実習現場での観察評価や、実習活動の記録に基づいた評価を採用することが求められる。また、これら
の学修と評価については、臨床実習前から始まっていることを学生が認識しておく必要があり、実習前の準備も
含めて学生へのオリエンテーションを行うことが必須である。
評価は、学生の成績、単位認定、修了判定に用いられる総括的評価と、学生への指導、フィードバックに用い
られる形成的評価がある。臨床実習で学生を指導する時、指導者は実習中に実習の現場で学生の学修レベルを評
価しながら、そのレベルにあった指導をすることが必要であり、それが形成的評価である。上記の観察評価や活
動記録は、実習中の学生の指導(フィードバック)に活用される。また総括的評価の根拠となる情報としても活用
されることが考えられる。
評価尺度として、医学生として望まれる能力を満たす場合に 4(臨床実習修了時(卒業時)のレベル)を、それ以
上の場合に 5(臨床研修の中間時点で期待されるレベル)、6(臨床研修の終了時点で期待されるレベル)を、ボーダ
ーラインで 3(臨床実習の中間時点で期待されるレベル)を、能力が明らかに劣る場合に 2(臨床実習開始時のレベ
ル)、1(臨床実習開始前のレベル)を付けることが考えられるが、評点を付けることよりも、適切なフィードバッ
クを行うことが重要である。
(1)簡易版臨床能力評価 mini-CEX
学生が医療面接(病歴聴取)や身体診察を行う際に、指導医が直接観察して、下記に挙げた観点から学生の
その臨床能力を評価し、フィードバックする。
①病歴聴取
②身体診察
③コミュニケーション能力
④臨床判断
⑤プロフェッショナリズム
⑥マネジメント
⑦総合
mini-CEX 評価者向けの説明例
mini-CEX(簡易版臨床能力評価)は、学生の診察技能評価のため臨床的な設定(入院病棟、外来、当直、救急
等)において、学生が患者と関わる様子を 15~20 分程度観察します。
【評価者】
原則として、教員が分担して評価して下さい。ただし指導体制上実施が困難な場合は、直接観察した医師(医
員、専攻医、大学院生等)も可とします。
【目的】
①学生が実習中に自分の到達度や、どのような事が不足して何を学修しなければいけないのかを定期的に把
握するため行います。②各診療科が総括的評価の参考とします。
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