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参考資料3_医学教育モデル・コア・カリキュラム(令和4年度改訂版) (113 ページ)

公開元URL https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/koutou/125/mext_00004.html
出典情報 看護学教育モデル・コア・カリキュラムの改訂に関する連絡調整委員会(第1回 7/19)《文部科学省》
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2) ロールプレイ
ある学修者が1つの役割を演じ(例:医師)、もう一人の学修者もしくは教員が別の役割(例:患者)を演じる
ことで、学修者がさまざまな立場や役割を疑似体験することができる。医療面接や身体診察スキルの習得等に
活用されることが多い。学修の反復が可能であることがメリットであり、また演じた学修者間で互いの体験を
議論することで省察を促すことができる。
3) シミュレーション
現実に近い学修環境を人工的に作り出し、学修者が与えられた課題に関して問題解決を行う。リアリティー
を促進するためにシミュレーター等が用いられることもあるが、模擬患者や身体部分模型、VR 等も活用可能で
ある。
4) Problem-based Learning (PBL)
PBL(問題基盤型学習)は、知識の暗記といった受動的な学修ではなく、自らが能動的に問題を見つけ出し、
解決へ向かう能力を養う教育法である。PBL では、患者の事例等を題材に小グループで討論しながら学生自身
が自分の力で問題を発見すること、発見した問題を解決するために自ら学修を進めていくことが求められる。
教員は知識を教えるのではなく、グループについて、進行を見守り、学生が発見した問題が本質をとらえてい
るか、解決するための学修が適切であるか等の助言を行う。典型的な PBL では小部屋に分かれて 1 グループに
1 名の教員がチューターを務めるためマンパワーを要するが、ある程度広い部屋に複数グループを配置して実
施することも可能である。
5) Team-based Learning (TBL)
TBL(チーム基盤型学習)は、学修者個人とグループの点数を合算して評価することが特徴である。TBL の授業
に先立ち、教員は事前学修課題を準備し、学修者は自主学修を行う。授業ではまず準備確認試験を行い、個々
の学生を評価する。続いて、同じ問題でグループ準備確認試験を行う。グループ準備確認試験では、スクラッ
チカード等により正誤が即時にフィードバックされる。引き続き、グループで準備確認試験で身に着けた知識
を応用して解決する応用課題に取り組む。応用課題に関するグループ内討論の後に、教員の司会でグループ間
で討論が行われ、討論のなかで正解が導かれる。
6) Case-based Discussion (CbD)
Case-based Learning と呼ばれることもある。特定のケースに基づき学修者と教育者で構造化されたインタ
ラクションを通じて、臨床推論や意思決定等を学ぶ方法である 18。事例には現場に関係する文脈(置かれた状
況や背景等)が記載されているため、文脈がない学修より知識の応用等の面で効果的な学修方法といわれる
19

17F

18F

7) Peer Learning
同僚間教育とも呼ばれ、一般に同等の学修レベルの学修者が教え合うことを示す。Peer-assisted Learning
(PAL:同僚支援学習)とも称される。このうち、上級生や下級生を教える形態は Near-peer learning と呼ば
れ、屋根瓦式教育と同義と考えられる。双方の認知的近接性を背景に、教育上の足場がけ(Scafold)が効果的
に可能であること、心理的安全性が保持されることがその利点とされる。一方、教育内容の質保証のために、
教師側への指導内容や指導方法の教授としてのチューター養成も重要である。
8) 診療参加型臨床実習

18

Kassirer JP. Teaching clinical medicine by iterative hypothesis testing. New England Journal of Medicine. 1983;309(15):921–23.
https://doi.org/10.1056/nejm198310133091511
19
Ertmer P, et al. Behaviorism, cognitivism, constructivism: Comparing critical features from an instructional design perspective.
Performance Improvement Quarterly. 2008;6(4):50–72. https://doi.org/10.1111/j.1937-8327.1993.tb00605.x

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