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参考資料3_医学教育モデル・コア・カリキュラム(令和4年度改訂版) (170 ページ)

公開元URL https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/koutou/125/mext_00004.html
出典情報 看護学教育モデル・コア・カリキュラムの改訂に関する連絡調整委員会(第1回 7/19)《文部科学省》
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3.臨床実習実施に必要な実習関係者等
(1)実習指導医
診療科等において臨床現場で医学生を指導及び評価する。実習指導に関する FD を受講していることが強く推
奨される。
(2)医師以外の医療職(メディカルスタッフ)
診療参加型臨床実習では、医学生が医療チームの一員として診療に参加することから、看護師、薬剤師、臨床
検査技師等、医師以外の医療職種全てが医学生の指導に関係する。とくに、研修医の真正な評価には、医師以外
の医療職種や患者・家族等からの評価も含めた、「360 度評価」が望ましい。
(3)診療科等における実習統括者
実習統括部門で実習プログラム責任者とともに臨床実習プログラムの企画・立案に関与し、実習診療科責任者
の管理の下、診療科等での実習の実施及び評価の業務を統括する。実習指導に関する FD を受講していることが
強く推奨される。原則 7 年以上の臨床経験を有し、プライマリ・ケアの指導方法等に関する講習会(指導医講習
会)を受講していることが望ましい。
(4)実習診療科責任者
臨床実習が実施される診療科等の責任者として、その診療科等における実習の企画・立案及び実施を管理する
とともに、評価の業務を統括する。
(5)実習プログラム責任者
医学部の臨床実習関連実務を統括し、臨床実習プログラムの企画・立案及び実施の管理、並びに医学生に対す
る助言、指導その他の援助を行う。
(6)管理者
医学部・大学病院・実習協力施設全体で医学生の臨床教育を行う体制を支援し、実習統括部門の業務が円滑に
行われるよう配慮しながら、臨床実習全般を統括管理する。
(7)実習施設責任者
大学病院、実習協力施設の施設長として、医学部と連携し、実習プログラム責任者と密に連絡を取りながら、
臨床実習が円滑に実施されるよう支援する。臨床実習指導にあたっての責任は医学部が負い、診療に関する責任
は実習施設が負うが、法的な問題が生じた場合には、実習施設の責任者として医学部と協議し処理する。
(8)事務組織
医学部(教務担当、実習統括部門担当等)、病院(研修担当、医療安全管理担当、感染制御担当等)間の連携を円
滑に実施できる体制が強く求められる。
(9)患者相談対応窓口
医学生の診療参加型臨床実習を推進するにあたって、既存の患者相談窓口等を活用することも含め、患者から
の臨床実習に関する相談にも対応できる窓口を設置するとともに、それを周知するよう努めていく必要がある。

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