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福祉用具の事故防止に向けた体制強化に関する調査研究事業 報告書 (198 ページ)

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出典情報 福祉用具のサービス提供におけるPDCAの適切な実施等について(7/10付 事務連絡)《厚生労働省》
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2500059_ 令和 6 年度

福祉協会

老健事業

報告書 【パイロット版】

図表 3-4 モニタリングの実施時期に配慮が必要な利用者像(例)
利用者像
ポイント


独居世帯



高齢者のみ世帯




当初の想定通りの利用ができているか、説明時の
認知症の利用者・家族
初めて福祉用具を使用す 留意事項を守っているか、貸与開始後、早めに状況
る利用者
を確認することが有益である。
操作方法が複雑な福祉用
また、モニタリング実施前に電話等で簡易に状況
具(特殊寝台、体位変換
を伺うことも有益である。
器、移動用リフト等)を使
用する場合
退院・退所後の利用者
病院から自宅への移行による環境の変化やリハビ





納品時に一度口頭で説明しただけでは、十分に理
解することが難しい場合がある。

リテーションの効果等により、想定よりも早く身体状
況等に変化が生じている可能性がある。
また、退院・退所前には気づかなかった課題や新
たなリスクが生じていることも考えられるため、貸与
開始後、早めに状況を確認することが有益である。


疾病等による急激な状態

利用者によって状態変化の速度が異なるため、介

変化が予想される利用者 護支援専門員、訪問看護、訪問介護等の他職種と連
(ターミナル期など)

携し、早期にモニタリングや福祉用具サービス計画の
見直しを行うことが重要である。

 参考情報
1. 「福祉用具専門相談員向け モニタリング用チェックリスト」
一般社団法人日本福祉用具供給協会が令和4年度老人保健健康増進等事業において作
成した、モニタリング時に確認すべき項目のチェックリスト。本マニュアルの「4 参考資料」にも
掲載しているため、実際のモニタリングの際に適宜活用すること。
2. 「事故の防止に向けた福祉用具専門相談員の留意点 ~モニタリング編~」
一般社団法人日本福祉用具供給協会が作成している冊子。福祉用具の安全な利用のため
にモニタリングの場面で留意すべきことについて事例を交えて紹介されている。

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