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福祉用具の事故防止に向けた体制強化に関する調査研究事業 報告書 (159 ページ)

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出典情報 福祉用具のサービス提供におけるPDCAの適切な実施等について(7/10付 事務連絡)《厚生労働省》
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2500059_ 令和 6 年度

福祉協会

老健事業

報告書 【パイロット版】

図表 8 情報収集(リスクアセスメント)のポイント
ポイント・視点
















収集する情報(例)

 疾病・疾患や服薬による体調や動作の変化  利用者および家族(介護者)の疾病・疾患、
が福祉用具の利用に影響しないか?
症状の内容と進行度合い
 疾病・疾患や服薬にはどのような留意事項 ※診断名の把握だけでなく、その疾病・疾患
の利用者が福祉用具を利用するにあたり、ど
があるのか?
 利用者の体調の好不調で動作に違いがある のような留意事項が考えられるのか情報収集
等、福祉用具の選定や説明すべき注意事項 することが重要です。例えばパーキンソン病
の場合は、すり足やすくみ足といった歩行障
で留意しないといけない点はないか?
 家族(介護者)の疾病・疾患・行動・動作 害、症状の日内変動、服薬状況による症状の
が福祉用具の利用に影響する可能性はある 変化等の症状の可能性を踏まえて福祉用具を
選定することが重要です。
か?
 転倒リスクによる事故、ヒヤリ・ハットの  服薬状況、服薬による影響の有無と内容
 認知症の有無、認知症高齢者の日常生活自立
発生可能性は考えられるか?
 利用者・家族(介護者)の状況は他職種に 度等の評価結果
よる評価およびリスクの認識と合っている ※認知症の場合、物忘れや理解力の低下から
事故につながる可能性が高くなります。認知
か?
症高齢者の日常生活自立度の評価結果がどう
いう状況を示しているか確認しましょう。他
職種との情報共有、認識合わせにも活用でき
るので、必ず確認しておきましょう。
 転倒リスク評価表
 生活リズム、行動範囲
 他介護保険サービス(通所介護等)の利用状

※生活のどの場面でどのように使用するのか
も確認し、危険がないか想像しましょう。歩
行に関わる福祉用具の場合は、デイサービス
や通所リハビリテーションでの使用も想定さ
れるため、各サービス事業所と情報共有・連
携することは重要です。
 利用者と家族(介護者)の関係性

 利用者の実際の動きや姿勢によるリスクは  家屋内外の環境、状況

ないか?
 家屋内外の利用者の動線

用  適切な利用環境か、リスクが考えられる環  生活リズムと行動範囲

境か?
 生活のどの場面でどのように使用するか

利  想定している利用環境の認識が合っている

か?



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