福祉用具の事故防止に向けた体制強化に関する調査研究事業 報告書 (197 ページ)
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出典情報 | 福祉用具のサービス提供におけるPDCAの適切な実施等について(7/10付 事務連絡)《厚生労働省》 |
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3.1.4
福祉協会
老健事業
報告書 【パイロット版】
福祉用具に関するモニタリング・メンテナンス時のポイント
福祉用具貸与後のモニタリング・メンテナンスでは、利用者宅へ訪問し、福祉用具の使用
状況の確認と必要に応じて使用方法の指導や修理等を行う。
モニタリング時には、福祉用具自体と利用者や家族の状況、生活環境等の変化を目視、
聞き取り、動作確認などを通じて確認する。状況に変化があった場合は、福祉用具が利用
者の状態や生活環境、利用目標に合っているか、また、変化が無くても今後想定される変
化はないかを検討し、新たなリスクが発生しないか、対応の必要がないかを確認すること。
図表 3-3(P.12)で、事故防止の観点からモニタリング実施時に確認すべき事項の例を示
す。
また、独居世帯や高齢者のみ世帯など、図表 3-4(P.13)のような利用者の場合は、6
カ月に1回よりも短い期間で訪問を実施するなど、利用者の身体状況やニーズ、生活状況
の変化等に早く気づけるようにすることが、福祉用具の安全利用を継続するためには重要
であり、利用者の状況等を踏まえ、適切な時期でのモニタリングを予定すること。
図表 3-3 モニタリング・点検(メンテナンス)実施時の確認事項(例)
モニタリング実施時の確認事項(例)
福祉用具の経年劣化の状況、消耗品(消耗部品)の状況
利用者の状況の変化(身体状況、疾病・疾患、認知機能、生活リズム、意欲・意向、他
介護サービスの利用状況 等)
家族等の状況の変化
生活環境や使用環境の変化(家屋の状況、設置・使用場所 等)
介護環境、家屋状況に変化あった場合、変化の理由や目標等について詳細に確認
(リスクを含む再アセスメント)
正しい操作・使用方法の継続、認識の状況
介助者の交代による新たな介助者の福祉用具に対する認識不足がないか
慣れによる注意不足や誤使用がないか
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