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福祉用具の事故防止に向けた体制強化に関する調査研究事業 報告書 (161 ページ)

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出典情報 福祉用具のサービス提供におけるPDCAの適切な実施等について(7/10付 事務連絡)《厚生労働省》
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2500059_ 令和 6 年度

福祉協会

老健事業

報告書 【パイロット版】

(2) 福祉用具の選定時のポイント
福祉用具の選定時には、アセスメントで収集した情報を基に、利
利用者の1日の
生活と関わる人たちや環境を想像し、さらにそこから想定されるリスクも踏まえ
て、福祉用具の利用目標の達成のために適した福祉用具を選定 しましょう。
(例:車いすで過ごす時間が長い利用者には、除圧型のクッションを提案する、など)

選定にあたっては、利用者・家族(介護者)の生活や環境により適した福祉用
具を利用いただけるよう、複数の福祉用具を候補として選定し、試用していただ
くことも検討しましょう。
本手引きの参考資料(P.39)に掲載の週間サービス計画表(居宅サービス計画
書標準様式【第3表】
)も活用してください。

(3) 利 用 者 ・ 家 族 へ の 説 明 ・ 同 意 時 、 福 祉 用 具 の 納 品 ・ 設 置 時
のポイント
福祉用具を選定した後に、利用者・家族に貸与する福祉用具について説明して
正しい操作・使用方法を説明することに加えて、事
同意を得る時には、貸与品の正
故防止の観点から正しくない操作・使用方法や想定されるリスクや事故等を利用
者・家族へ丁寧に説明するとともに注意喚起をし、利
利用者・家族にリスクを正し
く認識いただくことも重要です。
また、アセスメント時や福祉用具の選定時に把握した情報と、現在の利用者・
家族の状況に変化がないかも改めて確認しましょう。
図表 9 利用者・家族への説明事項(例)
利用者・家族への説明事項(例)


正しい操作方法、使用方法、使用環境



正しく操作・使用することで期待できる効果



正しくない操作・使用方法や、間違いがちな操作・使用方法の例



正しくない操作・使用をした時に発生する可能性のあるリスク、事故及びヒヤリ・
ハット



利用者の動きや認知機能による事故やヒヤリ・ハットの可能性



同じ機種や同じ品目の福祉用具での事故事例やヒヤリ・ハット事例の概要

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