福祉用具の事故防止に向けた体制強化に関する調査研究事業 報告書 (165 ページ)
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出典情報 | 福祉用具のサービス提供におけるPDCAの適切な実施等について(7/10付 事務連絡)《厚生労働省》 |
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福祉協会
老健事業
報告書 【パイロット版】
2. リスク感度の向上に向けて自己研鑽に努めましょう
福祉用具専門相談員の自己研鑽は、適切なサービス提供だけでなく福祉用具の
安全利用と事故防止にもつながる重要な取組です。「指定居宅サービス等の事業
の人員、設備及び運営に関する基準」では自己研鑽に努めるよう明記されていま
す。福祉用具の情報、介護保険に関する情報、利用者等とのコミュニケーション
方法、より質の高いアセスメント方法やモニタリング方法等…福祉用具専門相談
員の皆さんも日頃から自己研鑽を行い、意識していなくても福祉用具専門相談員
として自ら情報収集や学習をされていることと思います。
そこで、自己研鑽の視点の一つとして、福祉用具の事故防止に向けたリスク感
度の向上を目指してみましょう。定期的に新たな福祉用具が開発・販売されてお
り、また、福祉用具に係る事故やヒヤリ・ハットの事例も蓄積されて公表されて
日頃
います。福祉用具専門相談員の経験がまだ浅い方から豊富な方まで全員が、日
から最新情報や事故情報の収集や、リスク感度の向上に向けた自己研鑽に努める
ことが重要です。
そして、情報を収集・確認するだけでなく内容を整理し、利用者や自事業所の
対応・方針に組み込んで活用する等、情報を収集した後の対応をすることで、リ
スク感度の向上にもつながります。さらに、収集して整理した情報は他職種にも
適宜共有する等して、チームケアに役立てることが重要です。
事故情報の収集については、
「
【参考】公表されている事故情報やヒヤリ・ハッ
ト情報(P.15)
」に参考になるウェブサイトを記載していますので、活用してく
ださい。
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