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資料1-2-3-2   薬機法に基づく製造販売業者からの副反応疑い報告状況について(スパイクバックス筋注・集計対象期間における基礎疾患等及び症例経過) (665 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000208910_00046.html
出典情報 第82回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和4年度第8回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催)(8/5)《厚生労働省》
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2022/01/21 抗原検査にて COVID-19 病原体(SARS-CoV-2)検査を実施し、陽性。COVID-19 の
発症を認めた。入院となる。

COVID-19 の転帰は、不明。
本例は、医薬品医療機器総合機構を通じて入手した医師による副反応報告症例(厚生労働省
受付番号:v2210000877)である。

2022/06/20 医師より追加情報を入手した。

2021/06 SARS-CoV-2(コミナティ筋注)1 回目接種。

2021/07 SARS-CoV-2(コミナティ筋注)2 回目接種。

2022/03/04 本剤 3 回目接種。

2022/03/10 ギラン・ バレー症候群が発現。第 1 病日から四肢遠位の異常知覚と両下肢筋力
低下が出現。症状は緩徐に進行。

ギラン・
23086

バレー症
候群

2022/03/11 接種 1 週間後、両手感覚障害が出現し、下肢へ拡大。

2022/03/18 接種 2 週間後から下肢筋力低下が出現・ 増悪し、歩行困難に至った。

2022/03/23 接種 19 日後、当院を受診。脳神経系は正常。四肢腱反射は消失し、両下肢の筋
力低下のため歩行が困難であった。四肢遠位に異常感覚を認め、膀胱直腸障害はなかった。
咽頭拭い液での COVID-19 抗原は陰性。髄液検査では蛋白細胞解離を認めた。末梢神経伝導検
査では運動神経遠位潜時と F 波最短潜時の延長と sural sparing pattern を認めた。入院。

2022/03/25 腰椎 MRI では馬尾に造影病変を認めた。腱反射消失を伴う進行性の運動感覚障
害、髄液蛋白細胞解離陽性、電気生理検査と MRI 所見からギラン・ バレー症候群と診断。免
疫グロブリン大量療法、ビタミン B12 内服治療とリハビリテーションを実施。

2022/04/28 第 50 病日、治療が奏功し、独歩で退院。免疫グロブリン大量療法とビタミン
B12 内服治療に起因する副反応はなかった。

2022/04/30 症状の軽快を認めた。

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