【参考資料3】令和6年度事業報告書(船員保険事業) (88 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_83465.html |
出典情報 | 全国健康保険協会業績評価に関する検討会(第46回 9/29)《厚生労働省》 |
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(1)人事制度の適正な運用
協会では、2016(平成28)年度に人事制度全般にわたる見直しを行い、人事評価制度について
は、日々の業務遂行を通じて組織目標の達成につながるよう職員の目標管理を明確にした制度
としています。この人事評価制度を通じて、組織目標の達成を促すとともに、高い実績を上げた
職員に対して適正な処遇を行い、職員のモチベーションの維持・向上を図っています。
2024(令和6)年度は、グループ長補佐以上の階層別研修にて実施する評価者研修において、
人事評価における目標設定やその目標を達成するための日々の業務管理や進捗管理、評価結果
のフィードバックが、協会が期待する職員の育成や組織強化に通じることについて、意識付け
を促しました。新たに採用された職員に対しては、採用時の研修において当該制度の目的、基本
構成及び目標管理のプロセスなどを説明し理解の深化に努めました。
また、人事制度については、契約職員も含めた全員参加型運営を推進し、更なる保険者機能の
強化・発揮に向けて職員が意欲を持って業務に取り組むとともに、より職員の適性に応じた働
き方ができるよう制度を見直すこととし、具体的な改正案を策定しました。この改正内容の実
施に向け、システム改修等の準備を進めた他、制度改正概要について職員説明会を開催しまし
た。
(2)更なる保険者機能の発揮に向けた人材の育成
基盤的保険者機能及び戦略的保険者機能を一層発揮していくため、協会では、幹部職層、管理
職層及び一般職層の各階層に求められる役割を定め、その役割を日々の業務遂行の中で確認し
ながら育成する「OJTを中心とした人材育成」を行っています。また、それを補完するため、昇
格時における階層別研修等の集合研修と自己啓発を効果的に組み合わせて、職員一人ひとりが
「自ら育つ」という成長意欲を向上させるとともに、
「現場で育てる」という組織風土の醸成を
進めました。
[階層別研修]
職員のキャリア形成を計画的かつ効果的に行う観点から、幹部職層、管理職層及び一般職層
の全ての階層に対し、各階層に求められる役割や知識を習得するための階層別研修(13講座、14
回)を実施しました。
初めて管理職の役割を果たすこととなるグループ長補佐には、管理職としての実践的スキル
や考え方の習得、労務管理に関する法令の理解や管理職としての意識付けとマネジメント能力
の向上を図る研修を実施しました。
[業務別研修]
階層や部門を問わず、業務上必要となる専門的な知識やスキルを習得するための業務別研修
(13講座、44回)を実施しました。
協会の業務において特に重要性を増しているビッグデータの更なる活用に向けて、協会職員
の統計分析能力の向上を図り、地域の医療費や健康度の地域差等の課題について分析を行える
よう、主任及びスタッフを対象に統計分析にかかる基本的知識の習得を目的とした研修を実施
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