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【参考資料3】令和6年度事業報告書(船員保険事業) (50 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_83465.html
出典情報 全国健康保険協会業績評価に関する検討会(第46回 9/29)《厚生労働省》
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(※)生活習慣病予防健診受診者のうち巡回健診受診者数を健診対象者数で除しております。

ⅲ)船員手帳の健康証明書データの取得
生活習慣病予防健診を受診されなかった被保険者については、健康状態を把握するため、
船員手帳の健康証明書データ 16の提供を依頼しています。
2024 年 11 月に 3,145 の船舶所有者に対し、生活習慣病予防健診を受診しなかった被保険
者の船員手帳の健康証明書データの提供を依頼する文書を送付し、2025 年 3 月に未提出であ
った 2,103 の船舶所有者に対し、提供を依頼する文書を再度送付しました。
また、国土交通省海事局に働きかけを行い、国土交通省から船員手帳の健康証明書データ
を船員保険部に提供するよう、関係団体宛に事務連絡を発出していただきました。
健診データについては、近年活用の幅が広がっており、提供された船員手帳の健康証明書
データは、船員保険部からの特定保健指導や重症化予防の案内等、被保険者の健康づくりに
活用することに加え、社会保険診療報酬支払基金のオンライン資格確認等システムに登録す
ることにより、健診結果をマイナポータル上で閲覧したり、医療機関を受診した際に医師が
健診結果を確認して診療を行うことが可能になるなど、医療の質の確保にもつながります。
国土交通省の船員行政手続きのデジタル化において、健康証明書情報の一部の電子化や、
健康証明書の様式の見直しが検討されていることから、国土交通省と連携をとりながら、船
舶所有者が船員保険部へ健康証明書を提供しやすい環境の構築を検討しつつ、提出率の向上
に努めていきます。
ⅳ)被扶養者に対する取組
被扶養者の特定健康診査受診の利便性の向上を目的として、被扶養者が多く居住している
自治体(むつ市、萩市)と連携し、がん検診と特定健康診査を同時に受診できるようにして
います。
また、協会けんぽの各支部が主催する集団健診において船員保険の被扶養者も受診できる
よう各支部と調整を行っており、2024 年度は、これまで未実施であった東京支部と連携し、
集団健診を実施することができました(図表 4-30 参照)

【(図表 4-30)協会けんぽと連携した特定健康診査実施状況】



市区町村

2020 年度

2021 年度

2022 年度

2023 年度

2024 年度

青森県

八戸市











宮古市











釜石市





大船渡市





岩手県

東京都

静岡県
兵庫県

島しょ部



除く
藤枝市





焼津市





姫路市





16

船員手帳の健康証明は、地方運輸局の指定を受けた医師が所定の検査の結果に基づき行うものであり、有効期間は 1 年とされ
ています。

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