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資 料4-1 令和3年度第6回安全技術調査会の審議結果について (3 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_26025.html
出典情報 薬事・食品衛生審議会 薬事分科会血液事業部会(令和4年度第1回 6/8)《厚生労働省》
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令和3年度第6回安全技術調査会の審議結果について(概要)

1 開催日時・場所
令和4年3月 29 日(火)10:00~12:00
日比谷国際ビルコンファレンススクエア8階 8E 会議室
(東京都千代田区内幸町2-2-3 日比谷国際ビル8階)(Web 会議)
2 出席者 ※五十音順、敬称略
○安全技術調査会委員(10 名)
朝比奈 靖浩、荒戸 照世、内田 恵理子、大隈 和、岡崎 仁、岡田 義昭、熊川 みどり、
長村 登紀子、濵口 功、脇田 隆字(欠席 天野 景裕)
〇日本赤十字社(4名)
皆川 信也、宮作 麻子、宮田 茂樹、金井 慶一
○参考人(2名)
水上 拓郎(国立感染症研究所 血液・安全性研究部 第1室 室長)
山口 照英(金沢工業大学

加齢医工学先端技術研究所 所長)

3 議事概要
○議題1 新型コロナウイルスのウイルスベクターワクチン接種者の採血制限について
事務局から、新型コロナウイルスのウイルスベクターワクチン接種者の採血制限につい
て、ワクチン接種後の副反応や諸外国の採血制限の知見を整理し、接種後4週間とすべきと
する研究班の見解(案1)と、ワクチン接種後の TTS/VITT の報告を踏まえて、接種後 6 週
間とすべきとする日本赤十字社の見解(案2)の2案を提示した。
水上参考人より、研究班の見解(案1)について補足説明がなされた。
日本赤十字社より、日本赤十字社の見解(案2)の内容について説明がなされた。
以下の議論より、安全技術調査会としては案2を推すこととなった。
(委員からの主なご意見)


VITT の前駆症状である重篤な頭痛がかなり高頻度で起こるということであれば、献血
前の問診において VITT を発症していない場合でも、直後に発症が予期される者を高確
率で見つけ、採血対象外とすることができるのではないか。



本邦での当該ワクチン初回接種者約 58,000 人のうち、TTS/VITT の症例が2例報告され
ており、そのうちの1例が接種後 39 日経過してから重篤な血栓症を発症したものであ
り、抗 PF4 抗体が非常に長期間活性を有すること、それに対する反応性も宿主によって
異なるということからも、ドナー保護・安全性の観点で、案2が妥当なのではないか。
血液確保の観点においても、当該ワクチンの国内における接種の規模やペースが現状
程度であれば影響は少ないとのことなので、現時点では案1より採血制限期間が長い
案2においても問題ないのではないか。今後、ウイルスベクターワクチンが国内でも開

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