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第16回産科医療補償制度再発防止に関する報告書 (76 ページ)

公開元URL http://www.sanka-hp.jcqhc.or.jp/documents/prevention/report/pdf/Saihatsu_Report_16_All.pdf
出典情報 第16回産科医療補償制度再発防止に関する報告書(3/27)《日本医療機能評価機構》
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第4章

産科医療の質の向上への取組みの動向

生後1分以内に新生児蘇生処置が必要であった事例において、JRC蘇生ガイドラインで推奨されてい
る新生児蘇生法(NCPR)アルゴリズムに沿って、生後1分以内に人工呼吸が開始された事例の出生年
別の割合は、2009年から2016年までは増加傾向にあり、80%を超えた。2017年に70%台に減少し、
2017年以降は70%台を推移している。生後1分以内に人工呼吸が開始されていなかった事例の出生年
別の割合は、2009年から2019年まで10%台を推移している。なお、2017年から2019年は原因分析報
告書未送付事例があるため、今後、数値が変動する可能性がある。

3.胎児心拍数聴取
胎児心拍数聴取は、これまで第1回再発防止に関する報告書、第3回再発防止に関する報告書、第8回
再発防止に関する報告書、第9回再発防止に関する報告書および第10回再発防止に関する報告書のテー
マに沿った分析で取り上げた。
これらの分析結果を踏まえ、本章の集計対象3,802件のうち、入院から分娩までに胎児心拍数聴取が
実施された事例3,743件を本テーマの集計対象とし、原因分析報告書の「臨床経過に関する医学的評価」
において胎児心拍数聴取に関する産科医療の質の向上を図るための指摘があった項目について、出生年
別に事例件数を集計した。
なお、「産婦人科診療ガイドライン―産科編2023」では、
「CQ410分娩中の胎児心拍数および陣痛の
観察は?」、「CQ411胎児心拍数陣痛図の評価法とその対応は?」に推奨される診療行為等が掲載され
ている7)。
1)胎児心拍数聴取実施事例における胎児心拍数聴取に関する産科医療の質の向上を図るための指摘が
あった項目
胎児心拍数聴取が実施された事例3,743件において、産科医療の質の向上を図るための指摘があった
胎児心拍数聴取に関する項目を出生年別に集計し、各出生年の胎児心拍数聴取が実施された事例件数に
対する割合をグラフで示した(図4-Ⅳ-4)
。このうち、胎児心拍数の監視方法、および胎児心拍数陣痛
図の判読と対応についても出生年別に集計し、各出生年の胎児心拍数聴取が実施された事例件数に対す
る割合をグラフで示した。

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