第16回産科医療補償制度再発防止に関する報告書 (57 ページ)
出典
| 公開元URL | http://www.sanka-hp.jcqhc.or.jp/documents/prevention/report/pdf/Saihatsu_Report_16_All.pdf |
| 出典情報 | 第16回産科医療補償制度再発防止に関する報告書(3/27)《日本医療機能評価機構》 |
ページ画像
プレーンテキスト
資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。
2)脳性麻痺発症の原因
(1)脳性麻痺発症の原因は、児に左視床の一部・右小脳の一部に脳梗塞が発症したことによる梗塞性・虚血
性の中枢神経障害であると考える。
(2)脳梗塞の原因および発症時期は不明である。
3)臨床経過に関する医学的評価
(1)妊娠40週2日の分娩経過中の管理(分娩監視装置装着、内診、23時15分以降に胎児心拍数陣痛図で遷
延一過性徐脈、遅発一過性徐脈を認める状況で酸素投与)は一般的である。
(2)胎児機能不全に対して吸引分娩を実施したこと、および牽引1回で児を娩出したことは、いずれも一般
的である。ただし、吸引分娩の要約(児頭の位置)については診療録の記載がなく評価できない。吸引
第3章
分娩実施時の児頭の位置が診療録に記載されていないことは一般的ではない。
4)今後の産科医療向上のために検討すべき事項
(1)吸引娩出術実施時には「産婦人科診療ガイドライン―産科編2020」に記載された児頭下降度などの要
約(条件)を診療録に適切に記載することが望まれる。
55