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第16回産科医療補償制度再発防止に関する報告書 (68 ページ)

公開元URL http://www.sanka-hp.jcqhc.or.jp/documents/prevention/report/pdf/Saihatsu_Report_16_All.pdf
出典情報 第16回産科医療補償制度再発防止に関する報告書(3/27)《日本医療機能評価機構》
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第4章

産科医療の質の向上への取組みの動向

Ⅲ.集計方法
これまでに「第3章

テーマに沿った分析」で取り上げたテーマのうち、産科医療の質の向上に関し

て重要であり、経年で概観すべきであると考えられるテーマについて、次の2つの集計方法を定め、原
因分析報告書よりデータを集計した。

1.原因分析報告書の「事例の経過(事例の概要)」より集計する方法
原因分析報告書の「事例の経過(事例の概要)
」には、分娩機関から提出された診療録・助産録、検
査データ、診療体制等に関する情報および保護者からの情報等に基づき、妊産婦に関する基本情報、今
回の妊娠経過、分娩経過、産褥経過、新生児経過、診療体制等に関する情報が記載されている。ここに
記載されている内容を抽出し、産婦人科診療ガイドラインやJRC蘇生ガイドラインにおいて推奨されて
いる診療行為等が行われた事例を出生年別に集計した。本章のテーマのうち、
「1.子宮収縮薬」

「2.
新生児蘇生」では、この方法を用いて集計している。

2.原因分析報告書の「臨床経過に関する医学的評価」より集計する方法
原因分析報告書の「臨床経過に関する医学的評価」では、産科医療の質の向上を図るため、妊娠経
過、分娩経過、新生児経過における診療行為等や管理について、診療行為等を行った時点での情報・状
況に基づき、その時点で行う妥当な妊娠・分娩管理等は何かという観点から評価されている。また、背
景要因や診療体制を含めた様々な観点から事例を検討し、当該分娩機関における事例発生時点の設備や
診療体制の状況も考慮した評価を行っている。医学的評価に用いる表現のうち、
「一般的ではない」

「基準を満たしていない」

「医学的妥当性がない」、
「評価できない」等の表現が用いられた内容を、本
章では「産科医療の質の向上を図るための指摘」があったものと定義した(図4-Ⅲ-1)。この定義に基
づき、各テーマで定めた項目について事例件数を出生年別に集計した。
本章のテーマのうち、「3.胎児心拍数聴取」

「4.診療録等の記載」では、この方法を用いて集計し
ている。なお、原因分析報告書の「臨床経過に関する医学的評価」の詳細については、
「原因分析報告
書作成にあたっての考え方」に記載されている(http://www.sanka-hp.jcqhc.or.jp/documents/
analysis/index.html)
。これによると、医学的評価に用いる表現のうち、
「一般的ではない」

「基準を
満たしていない」とは、産婦人科診療ガイドラインの推奨レベルA・Bもしくは助産業務ガイドライン
で示された診療行為等が行われていない、またはガイドラインに記載されていない診療行為等である
が、実地臨床の視点から多くの産科医等によって広く行われている診療行為等ではないという意味であ
り、ガイドラインで基準が示されている場合は「基準を満たしていない」を用い、それ以外の場合は
「一般的ではない」を用いることとされている。ただし、前述のいずれにおいても、不適切、または
誤った診療行為等であるという意味ではない。

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