第16回産科医療補償制度再発防止に関する報告書 (49 ページ)
出典
| 公開元URL | http://www.sanka-hp.jcqhc.or.jp/documents/prevention/report/pdf/Saihatsu_Report_16_All.pdf |
| 出典情報 | 第16回産科医療補償制度再発防止に関する報告書(3/27)《日本医療機能評価機構》 |
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に関する指摘あり事例では38件中19件で50.0%、吸引娩出術に関する指摘なし事例では153件中21件
で13.7%であった。なお、吸引娩出術が脳性麻痺発症の原因として記載されたすべての事例において、
吸引娩出術は複数ある原因のうちの一つとして、臍帯血流障害(臍帯脱出以外)や臍帯脱出等とともに
記載されており、さまざまな関与のレベルが含まれている(
「~の可能性がある」
、
「解明することが極
めて困難な事例であるが、~の可能性を否定できない」等)
。
吸引娩出術実施に関する指摘あり事例と指摘なし事例における頭部画像所見の分類は、いずれも低酸
素性虚血性脳症の割合が高く、いずれも産科的事象として吸引娩出術が記載されている事例があった。
吸引娩出術実施に関する指摘あり事例と指摘なし事例の傾向に大きな違いはないことから、吸引娩出術
の実施方法が脳性麻痺発症に影響を与えるとは言い切れない。一方で、脳性麻痺発症の原因として吸引
象に吸引娩出術が記載されている事例の割合が吸引娩出術実施に関する指摘なし事例より高いことが認
められている。これらのことより、吸引娩出術は産婦人科診療ガイドラインの記載内容に沿って実施す
ることが望ましい。加えて、吸引娩出術実施の際には、妊産婦・児の状態、地域の連携状況および自施
設の医療体制等、個々の状況を踏まえて吸引娩出術が有効であるかについて、また、吸引娩出術開始後
の継続・中止について総合的に判断することが望まれる。
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第3章
娩出術のみが記載された事例はないものの、吸引娩出術実施に関する指摘あり事例において、産科的事